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本人の力と家庭力


ゴールデンウィークも最終日ですね。
私はお仕事があり10連休とはいきませんでしたが、会社の机の上に溜まっている書類の山をみると腕がなりました。
やっぱりお仕事が好きなんだろうな、と再確認。
毎日、若い皆さんとご一緒させていただけることもありがたいです✨

子供達もお仕事頑張っていますので、私も頑張ろう!と力がわきます。


家庭教育のスタート

今日は家庭教育のお話しをさせていただこうと思います。
といってもまだまだ勉強中ですが、これまで実際に経験したこと、感じたことをお伝えさせていただきたいと思います。

復学支援が始まると同時に家庭教育もスタートします。

最初は、家庭力って本当につくのかなと思っていました。
これまで心理学を学んだことはありませんでしたし、息子が不登校になったことで親としての自信も失っていました。

子供を不登校にしてしまった、どうしてもっと早く気付いてあげられなかったのだろう。
良かれと思って気を回していたことが返って息子の生きる力を奪っていたなんて。

当時は1人になると自然と涙がこぼれてきてしまっていました。

正直なところ、
頑張ろう!という気持ちと
この状態で更に勉強したり、そんなパワーあるのだろうか、こんな私に出来る気がしなくなったりと不安定だったことも思い出します。



でも、再登校をして日に日に元気になる息子を見て、また先生方の熱心なご指導で「親も変われる」と思わせていただきました。


先生のご指導は、まず実践だと実感しています。
最初は先生のご指導通りに対応しました。

毎日の生活の中で自分で考えながら実践していくのはとても難しかったですが、先生からのご指導通り先ずはやってみて、それを毎日積み重ねることによって確実にだんだんと身についてきていることを感じられました。

机上での勉強も大切ですが、それを毎日の家庭の中で実際に対応することができなければ、あくまで私が個人的に感じたことですが、絵に描いた餅ということになるのかと思います。

支援では『本人の力』と『家庭力』をそれぞれつけていくご指導をしてくださいました。

どちらの力も後か先かはその子、そのご家庭によって違いますが、どちらも必ずついてくると思います。

お子さん自身に力がつけば、自分で考えて自らどんどん動けるようになります。

お子さんの力がゆっくりタイプでも、家庭力がつけば多少のことはあっても家族の力で乗り越えられるようになります。

我が家の息子はゆっくりで、なおかつ特性もあり一筋縄ではいきませんでしたが、基本の家庭教育に加えて、先生から教えていただく息子への接し方を徐々に身につけることができ、わかるようになりました。

例えばですが声のかけ方。
平時の生活の中では息子の場合は静かにトーンを抑えて声をかける方が効果的、と教えていただきました。
強めに言うと「ちっ」と反発心を誘発してしまうということでした。

本当にその通りで、対応の手ごたえを感じられると嬉しくなりました。

このように、声のかけ方、言葉の選び方など細かなご指導をたくさんいただき、
徐々にアイメッセージやアクティブリスニング、傾聴といった会話法もわかるようになりました。

最初の方は先生がメールでご指導くださいましたが少しずつ離れ、最終的には主人と私で対応出来るようになりました。

ちょっとだけ長い学生生活を送ってきた息子で、波もたくさんありました。

そのたびに息子への対応を重ねてきて今の息子があります。


『本人の力』と『家庭力』

両方の力がついてきた時、乗り越えられそうと感じられ、越えた先の景色が少し見えてくるのを感じました。
それから先はどんどん景色が見えてきます。


お子さんのタイプ

これが本当に様々で驚いてしまいますが、そのご家庭そのお子さんについての対応を支援中にしっかりと教えてくださいます。

対応は様々なので、特に支援の最初は他のご家庭の対応と混乱しないよう情報処理を慎重に気をつける必要があります。
支援スタートし再登校前のご家庭は先生との連絡を密にご指導守っていただけたらと思います。

再登校を果たし支援初期のご家庭の皆様は、
『基本対応』と『自分の家庭での対応』を意識してみられるようになる時期かなと思います。
対応わからなくなってしまった時は先生に確認してから動くようにしていただけると良いと思います。

支援中のご家庭の皆様
迷ったり悩んだり考えながらの毎日だと思います。私もそうでした。
深呼吸して1日1日を平常心を保って過ごすようにしてくださいね。
今まで積み重ねてきたものがありますし、先生もみんなもついています!

卒業された皆様
家庭教育を学んでいくと問題解決の鍵がわかってきますので、自分自身の悩みにも自分でこたえてあげられるようにもなるのではないでしょうか。
もしかしてですが、どうしてもという場面がある場合、信頼できる第三者の方に相談してみることも大事だと思います。
気づけなかったことに気づけることもあるのではないかなと思います。

7月には夏の親の会も計画しています。
久しぶりの皆様もいらしていただけると嬉しいです。

家庭教育は奥が深いと感じています。
続きのお話しもまた改めてさせていただきたいと思っています。

お付き合いありがとうございました✨
引き続き、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m