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会話法『傾聴』


ブログをスタートさせていただき、記事にあたりイメージする事柄があるものだと知りました。

それは、直近のニュースであったり、身近におきた出来事であったり、お会いした方々との交流からであったり。

先日、
ご縁があり出逢えた方々とお話しさせていただきました。
共に子育てをしてきた大切な友。
そして、母親としての原点についても考えました。

十月十日を一緒に過ごし、生まれてからも大切に大切に育てて来ました。

大切に育てて来たことが、まさか逆効果になることもあるだなんて。

ことの重大さに気づくことが、また更に傷を深くすることもあります。
「もっと早く気が付いてあげていたら」私もそう思いました。
何十回、何百回もそうして自分を責めてきました。

でも、親だって失敗もします。
初めて親になったんですものね。
試行錯誤しながら育て、確かに失敗もしたけど、良かったこともたくさんありました。

スタートはどこからでもできますし、
ピンチの時、助けてくれる人は必ずいると思います。

少し元気取り戻せたら気持ち切り替えて、また前に進みたいですねp(^_^)q


傾聴

傾聴という言葉は知っていましたが、深く意味を考えることはありませんでした。

家庭教育を勉強してただ聞くということではないことがわかりました。

傾聴とは、一言であらわすには奥が深すぎると思いますが、
相手の内側を深いレベルで丁寧にかつ熱心に聴くこと、という理解です。

聴くことにもスキルとテクニックがあり、聴くことで自己肯定感を高めてあげられることを学びました。

先生には上の娘についてもアドバイスをいただいてきました。

会話分析と、また、直接会って会話していただく場面もありました。

このままだといつかフラットになりやがて抜かされるかもしれない。
そうなった時、親の力ではどうにもならないことになる可能性もある。
そうならないように常にリードして歳の離れたお姉さん的な存在でいるように。

とアドバイスいただきました。

この時、やはり良くわかりませんでしたので、いつものように考え調べ当てはめてみました。

これは家族の順列の守り方で、私と娘の性格とこれまでの経緯からの関係性についてのご指導だと思いました。

それ以来、娘との毎日の会話を意識し、技法を取り入れるようにしました。


聴く側の態度と関わり方


復学支援を受けると、基本に応用を取り入れながらの対応となります。

不登校→再登校→継続登校

この対応、とても難しいです。

基本がわからないうちからプロの先生方の対応を目の当たりにし、頭の中は混乱しました。
混乱していることに気づけばまだ冷静な方なのかもしれません。

支援が進むにつれ整理することが必要なことに気づきました。


『子供にはタイプがある』

我が家の場合、
上の娘と下の息子とでは対応を変える必要があることに気づきました。

家の中にタイプと性別が違う子供がいます。
それぞれに合う対応をする必要がありました。


『基本・応用➕専門技術』

ここを分けて考えるとわかりやすくなると思います。

①日々の基本対応→継続登校中

②応用が必要な場面→問題行動がおきた時(継続登校中に休んでしまった時など)

③専門技術が必要な場面→再登校、深いレベルの問題がおきた時
(復学スタートから再登校までの期間、継続登校が安定するまでの期間、継続登校中に休んでしまった時など)

専門技術が必要なことがらの中でも再登校は一生に一度、出来るか出来ないかの経験だと実感しています。

我が家の息子の再登校に向けても先生方、大変神経を使われていらっしゃいました。

それは、簡単には入り込めない神聖な場だと言っても過言ではないと感じています。


傾聴は上記の

①日々の基本対応(継続登校中)
の対応で主として使いました。


カウンセリングの祖であるカール・ロジャーズの3原則。

『受容・共感・自己一致』

ここを理解するとしないとでは、大きな違いがあると思います。

奥が深く、私も勉強中でお伝え出来る立場でもないのですが、それでも勉強して毎日の対応に取り入れた経験から感じたことがありました。


『受容 』

あるがまま、その感情を受け止めます。
それが例え自分の考えと違っていたとしても、子供がそう思うということを尊重します。
「そう思うのね」
「そう感じたのね」


『共感』

自分自身のことであるかのように感じ取ります。
「その気持ちわかるわ」
「お母さんもそう思うわ」
「お母さんも同じようなことがあったわ」


『自己一致』

相手のありのままを受け止めると同時に、
自分自身でもありのままの自分をさぐり受け止める、ということだと思っています。

純粋性とも言われている通り、純粋に正直に相手と向き合うことだと思いますが、ただ正直であればいいということとはちょっと違うのかなとも私は思います。

相手が話していることを自分自身がどう考えるか向き合いそれを自分の中で自分なりに消化して表現する。
私はそんなふうに考えています。

この自己一致が1番難しいと感じます。


娘が何か話したそうな時、話したいと言って来た時、こちらも聴く体制を整えることにしました。

まず、気持ちが落ち着くように娘の好きな飲み物を入れます。
リラックスして話しやすい雰囲気を作りました。
本気で聴くよ、というこちらの気持ちも伝わっていたと思います。

傾聴は、
そのやり方というよりは、あり方を意識しました。

対応は、技法と技術の違いを理解し分けて考えることで、整理できました。

子供本人が考え自分でこたえを見つけられるようにイメージして会話を進めていきますが、
テクニック(技術)に目を向けると難しくなってしまうかもしれません。

まずはスキル(技法)を身につけて上げていきましょう!

話していくうちに子供に笑顔がみえてきたら、うまく進められたと思っていいと思います(*^^*)

真剣に聴いてもらうと、ぎゅうぎゅうになって息ができなくなってしまいそうな心に少し余裕ができるのを感じます。

大切さとは何か?
私も改めて考えさせていただきました✨

息ができるようになって、元気になり、更に前向きに考えられるようになるといいですよね!