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リフレーミング

先日、娘が帰って来ました。
会社の研修に参加するにあたり課題が出て、その資料集めを手伝って欲しいということでした。

何をすればいいのか聞いてみると、子供のころの写真を出して欲しいというので一緒にアルバムを出してみました。

『人生のダイジェストシート』を作るそうです。

自分の人生を振り返って、転機となるような特別な出来事を5つピックアップして説明を付け、
それから人生を折れ線グラフで表して自己評価をするそうです📈📉

赤ちゃんの時から大学卒業までの写真をみながら、その時々のエピソード、思ったこと、感じたことを話し合いました。


幼稚園までは楽しい思い出ばかりでしたが、
小学生以降は嫌なことも起きてきたそうです。


ネガティブな話しが出てきたら、
可能であればポジティブに変えてあげます⤴︎
(不可能な場合は聴き過ぎに注意し、話しを切り上げるようにします)


小学校の時、自宅にお友達を呼んだらそのことが学校で広まり悪口を言われた。
→何も悪いことはしていないので気にすることはなかった。
些細なことが大きくなることがわかった。

転校して慣れなくて辛かった。
→勉強に集中するうちに新しい友達ができた。
その土地の素晴らしさに気づけた。

中学の頃は生徒会活動の担当の先生とどうしても合わず、あきらかに理不尽な対応をされていたと思う。
→そうゆう先生もいる。
わかってくれる先生もいたからそれが良かった。

高校受験の時、高校なんて行かなくていいと思った。
→あの時はそう思ってしまったけど、間違っていた。
人生には間違えることもある。
高校に行けて良かった。
辛かったけど全力で助けてくださった先生に今も感謝しているし、信頼は続いている。

親友の悩みについて一緒に考えた。
→友達の力になれた。
支えるということができた。
一緒に乗り越えられた。

バイト先でのトラブル。
→社会にはいろんな人がいることがわかった。

大学の学部選びで悩んでたこと。
→自分が本当にやりたいことを真剣に考えられた。

高校をやめたいと思ったこと。
→ちょっとしたことが気になって大きく失望する気質だった。
思春期ってそうゆう時期。

大失恋。
→そんなこともあったな、と懐かしい。支えてくれた先生、友達がいてありがたかった。

留学先でお財布を無くした。
→自分の管理の甘さに気づけた。
その後、SNSを通し奇跡的にみつかった。びっくり!世の中にはこんなにあたたかい方がいることを知った。

就活、ずっと第1志望だと思っていた会社への失望。
→自分に何が向いているのか、本当にやりたいことが何かわかった。

希望を持って入社した会社への不信感。
→就活の段階では細部まで見抜けなかった。
実際に経験しないとわからないこともあると学んだ。

転職。
→利益というより、相手にどうしたら喜んでもらえるかを考えられるようになった。
自分の力を発揮できていると感じている。
新たな出会いがたくさんある。


その時なぜそう思ったのか、相手はなぜそのような対応をしたしのか、今ならどう思うのか、他の考え方はできないかなどを私からも質問しながら1つ1つの出来事について検証していきました。

娘は高校生の時に、文化祭の委員をしました。 
その文化祭が終わって娘が
「こうゆうイベントの仕事がしたい!」と言ったことなどを伝えると「よく覚えていてくれてるね」とびっくりしていました。

会話ノートに書いてあるんです(^^)
私も忘れていたのですが、ブログ記事にあたりつい先日ノートを読み返したばかりです。
その頃のエピソードは頭の中の引き出しの手前に入れ替えられていて、スラスラ出て来ました(^^)v

娘はどんどんノートに書き留めながら、何枚か写真をピックアップしていました。

それをパソコンでデーター化するそうです。

「大変だしめんどくさいと思ってたけど、やってみたら自分のことが良くわかった!おかげで良い発表が出来そう!たくさん覚えていてくれてありがとう。1人じゃできなかった」と言ってました。

「今の自分というものはだいたい大学一年までで形成されたことがわかった」

「理不尽なこと理不尽な人が許せなかったけど、今は違う。そうゆう捉え方があるってことがわかるようになった」

「いろんなことを経験してきたけど今迄の人生にたいした試練はなかったな、これからなのかなぁ」とも言ってました(^^)


大変なことはたくさんあったはずです。

娘も中学3年生の時に短い期間でしたが登校拒否をしたことがありました。
高校入試の時は「高校は行かない、願書も書かない」と動かなかった時期があったのです。
当時もたくさんの方々に助けていただきなんとか乗り越えることができました。
今でもその時のご縁は続いています。


お友達も、お付き合いする方も、
学部も就職先も、、、
なんとか、自分で考えて自分で決めさせてあげることが出来ました。

娘を見ると「あの頃があって今がある!」という顔をしています。

リフレーミングもなんとか出来たのではないかなと思います。


リフレーミング


reframingは家庭教育のテクニックです。

今見ている枠組み(frame)を外して、違うフレームから再び(re)見るということです。

物事を違う角度から見る、違う視点から捉えると変わってきます。

枠組み自体を変える、または枠組みのサイズを変える方法もあります。

例えばですが、
メガネを変えると見え方が違います。

太陽が眩しくてよく見えない時、サングラスをかけると光が遮られ見やすくなります。
逆に太陽が雲に隠れてくると暗くてよく見えなくなり、サングラスを外した方がはっきり見えるようになります。

写真撮影の時、フレームが小さいとその景色の一部しか見えませんが、大きくすると全体が見渡せます。


私が学んでいる家庭教育で、このリフレーミングもご指導いただき勉強しました。


食べるのが遅い。
      ↓
よく噛んで味わって食べている。

マラソンでビリだった。
      ↓
最後まで諦めないで完走した。

文字が上手に書けない。
     ↓
個性的な味わいのある文字が書ける。

このように、ネガティブな発想をポジティブに変えていきます。
そうすると子供達自身の捉え方もポジティブになっていきました。

リフレーミングは折れない心を育てるのに効果的なのです!


娘も過去に『大失恋』をしています。
今回その事についてもじっくりと話しをしました。

深い悲しみを味わい自信を失い人を信じられなくなった、と言っていました。

話しを進めていくと、別の角度からの捉え方も見えてきました。
また、その後のエピソードもあったようです。

相手だけではなく、自分自身にも至らないところはあった。
またその時、支えてくれたお友達がたくさんいたそうです。
学校の先生にも相談しアドバイスをいただき、傷は徐々に癒えたそうです。

お友達のありがたさがわかったし、おかげで素晴らしい先生に出会えた、と笑っていました。

辛い思い出も、あたたかい思い出に変えられているのではないかと思います。


笑い話にできるまで時間はかかるのかもしれませんが、いろいろあっても笑って話すことができるようにこれからも成長の手助けが出来たらいいなと思いました。

おかげで、押入れの中もアルバムも綺麗になりました(^^)

今回、娘の自己分析に携わることになるとは思いませんでしたが、とても楽しいひと時でした✨
自分軸の形成に関わることにもなりますので、入り込み過ぎないように注意しました。
娘が感じることを大切に。


今までの経験をパワーにして、これから新たなステージに立つ娘を応援し続けたいと思いますo(^-^)o

またいつか自己分析の時が来るのかもしれません。
その時は更にステップアップすることができるのではないかと思います。


そしてそんな楽しい時に息子からもLineが届きました。

「仕事辞めたい」

あらら、そうなります、、、よね(^_^;)
想定していました。
ちょっと早いですけど(>_<)

次回お伝えさせていただければと思いますm(__)m

To be continued.