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自己実現理論

息子からLineが届きました。

「仕事辞めたいんだけど」

これは気持ちですので、気持ちは受け止めます。
仕事辞めたいって誰にでもあることです。
息子がどこまで考えているのか、愚痴なのか、確認してみたいところです。

やりたいことがあるのなら、そこも聞いてみたいと考えていました。

 

 

息子「仕事辞めたいんだけど」

母「そうなんだね」

返信なしなので、

母「話し聞きたいな。今度帰って来れそう?」

 

息子「気が向いたら」

母「待ってるよ」

返信なし。

 

会って顔を見て話しをしたい、出来れば帰って来て欲しいなと思いました。

お昼休みの時間でしたので、少し時間を置いて気持ちが落ち着く夜にまた連絡することにしました。


母「昼間は立て込んでて詳しく聞けなかったけど、大丈夫?」

 

息子「大丈夫」

母「何かあった?」

息子「特には」

 

母「何かあったら言ってね」

息子「ありがとう」


「ありがとう」を聞けて少しホッとしました。

 

その翌週のお休みに帰って来ました。

息子は玄関入るなり、ニコっと笑いました(^^)
元気そうです。

息子「いや、何ていうか、思っていたのと違うっていうのかな」

 

母「あー、やってみないとわからないことってあるよね」

息子「そう。で、調べてみたら、そうゆう自分がやりたい仕事ができる会社が地方にあったのね」

母「なるほど、都内では限界あるもんね」
 

息子「うん、それでそっちのがいいかなと思って、辞めたくなった」

母「そっか、仕事してたら辞めたくなることの1回や2回、いや3回や4回、いやもっと、、、」

息子「はははは」笑
「先輩みてると残業あるし大変そうなんだよ」

 

母「残業あるんだ、大変だよね。残業代出るの?」

息子「残業代はちゃんと出るよ。残業代とかじゃなくて、やりたくない仕事を残業するのはつらいなあと思って。やりたい仕事なら残業したっていいんだよ」

母「そっか、やりたい仕事なら残業する甲斐もあるってものだね。やりたい仕事が見つけられそうなのね」

 

息子「うん、もっとやりたい仕事があるの。ただそうは言ってもやっぱりその為にもお金貯めなきゃって思うの」

母「まぁ、そりゃそうだよね」

息子「ね、だからやっぱりもう少し辞めないでここで働かなきゃなって思ったんだ」

 

母「そっか」

息子「そう、それからだね」

夕飯を食べながら近況を話し、1泊して戻っていきました。

どうも、実現させたい将来がまた見えてきたようです。

その為にどうするのか考え、そこに向かって進んで行こうとしています✨
息子が価値と収入は別問題だと考えていることもわかりました。

今はいくらでも悩んでいい時期。

自分の人生を考えどう進みたいのか、
学生時代に練習を重ねてきた成果が出ていると感じます。

 

そして、マズローの自己実現の欲求が浮かんで来ました💡
頭の中にピラミッドの図形が現れます。

『マズローの欲求5段階説』(自己実現理論)


アブラハム・マズローはアメリカの心理学者で「人間性心理学」の生みの親とされているそうです。

「人間は自己実現に向かってたえず成長する生き物である」と仮説し、
人間の欲求を5段階に理論化しました。

欲求のピラミッドの図形はご存知の方も多いと思います。


第1段階:生理的欲求
食べたい、寝たいなど、本能的な欲求

第2段階:安全欲求
安全、安心な暮らしがしたい
衣食住を手に入れたい
その為には経済的にも安定したい

第3段階:所属と愛の欲求
集団に属したい、仲間が欲しい、他者に受け入れられたい

第4段階:承認欲求
褒められたい、認められたい、注目を得たい

第5段階:自己実現の欲求
あるべき自分になりたい


私は、家庭教育推進協会の家庭教育セミナーで教えていただきました。
FHE、藤本先生の講義で、難しい内容をわかりやすく解説してくださいました。

自己実現の欲求を持たせてあげると頑張れる。
自己実現の欲求を持たせてあげるためにはどうしたらいいのか?

その下の段階を満たす必要がある。
欲求は下から順に満たすことが成長につながり、
下の欲求が満たされると、自然と1つ上の欲求を欲しくなるのだそうです。
そのために家庭で出来ることを学び実践する。
そうすると、こんなことがしたい、こんな勉強がしたい、こんな学校に行きたい!という欲求が出てくる。
目標が見えて来ると、そのために何をすればいいのか考えるようになるということでした。


それから自分でも調べてみました。

それぞれの欲求が100%満たされなくても良いそうで、

生理的欲求は、85%
安全欲求は、70%
所属と愛の欲求は、50%
承認欲求は、40%
自己実現の欲求は、10%

とされていますが、この割合は人によって違うそうです。
それぞれの欲求をある程度満たしてあげる、または自分で満たすことが出来れば次のステップに進むことができるということです。

毎日の家庭教育にどう取り入れていくのか?

子供達に、どの段階の欲求が満たされていないかを考え、その欲求が満たされるような、子供自身が満たしたいと思えるような対応をすることが大切だと考えました。

息子の場合だと、自分が何に興味があって何をしたいか考え、そのために何を学んだらいいのか調べて、特殊な資格が取れる学校を探し、その学校に行きました。

その学校から就職し、仕事を通じて次の目標が見えて来たようです。

自己実現シート


目標を設定して、それに対してどうしていくのかを考えるのですが、私も自分自身の目標を書きだしてみることにしました。

以前はメモ書きでしたが、今はテンプレート(無料)があるので利用しています。

 

内容はちょっとしたことで、家族との関わり、仕事のこと、趣味のことであったりします。
「こうありたい」「こうしたい」という目標をその段階に書き出します。

書いていくと、自分自身のこともわかりました。
私は段階を1段ずつ上がるタイプ、しかも下の段階をかなり満たさないと上がれないことがわかりました。
臆病で保守的。
これをリフレーミングすると、
慎重で思慮深い、でしょうか。

 

満たされなくても次の段階に上がれる人もいるそうです。
下の段階が満たされてなくても上の段階に上がり後から下の段階を満たすことができる人もいるそうです。

いつもいつも元気でいるのは難しい、疲れる時もあります。
ネガティブな時に見直してみるとポジティブに持ち直すことができます。
モチベーション上がります⤴︎


今回、父親の出番はなしの判断で普通に過ごすことにしました。
(息子から父親に話せば相談に乗る対応です)

先々、息子がチャンスを迎えられる時がきたら、その時はしっかりと応援したいと思いますp(^_^)q
未来に向かって挑戦する子供達をこれからも信じて見守っていきたいと思います✨
 
ときーどきでいいので、また顔を見せて欲しいです(^^)