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幸せの価値観

相田みつをさんの言葉はどれも心に響き勇気づけられます。

その中でも
「幸せはいつも自分の心がきめる」
この言葉が好きです。


今回の藤本先生の記事と、ちゃろさんの記事を読ませていただき、この言葉が浮かんできました。
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それぞれのきっかけ


数年前に、ご縁がある関係で相田みつを美術館さんに行った時にたくさんある言葉の中から1番心に響いた言葉です。

一緒に行ってくださったお友達も同じように感じたそうです。


自立への取り組み方


人生には、それぞれの段階で課題があり、その課題を解決しながら次のステージに進んでいく、と家庭教育で学びました。

その課題は人によって違いますし、問題への取り組み方、解決方法もそれぞれです。

その課題にいつ取り組むのか、今なのか、先なのか、あるいは取り組まないままでどこまで進むのか。

感じ方、捉え方は様々だと思います。

今、「70・40問題」「80・50問題」が社会問題となっています。

これも私が感じることですが、今問題になっているというのもその通りだと思いますが、今ようやく表面に出てきているという気がしています。

私達は「いつか親がいなくなっても1人で生きていける子に」
という思いから、復学支援をお願いし社会的自立を目指してきました。

いつか親は先に死を迎える日がやってきます。いつかはわかりませんが、それは確実にやって来ます。

その日を迎え、そのときになってから急に「あなたは今日から1人だから自立して生きていきなさい」と言われても、すぐにできるでしょうか。

他のことでもそうですが、何事も訓練なしでいきなり成し遂げられる方はいらっしゃるのかもしれませんが、私も含めてですが、息子もやはり練習や訓練なしにできるようになるとは到底思えませんでした。

我が家には上に娘がいます。気丈な娘ですが優しく思いやりのある子です。

その時もしも息子が引きこもったままでいたとしたら、娘ならきっと息子を助けるでしょう。

ですが、娘には娘の人生を歩んで欲しいと思いました。

その為にも、1人で生きていくことに必要なことをまずは家庭から、さらに学校から、地域社会から学ばせていただくことが必要だと感じています。

1人で生きていくための練習期間に何をどう準備し訓練するのかも、それぞれだと思います。

この問題あえて
「40・10問題」「50・20問題」「60・30問題」「70・40問題」「80・50問題」
と言い換えてみます。
 
我が家であれば
「45・15問題」をなんとか乗り越えさせていただき
「50・20問題」の段階に入ったところです。
 
「45・15問題」を乗り越えるのは本当に大変でした。
プロの先生からご指導いただくことができ家庭教育を学び対応を実践し続けて今日があります。
 
今が問題がないわけではありませんが、なんとか家族の力で乗り越えていけるようになったと感じています。
 
最初の問題の時にもしも違う選択をしていたら、「50・20」の今もまた違っていたと思います。
 
これまで復学支援を通じて、支援を受けられる多くの親御さんと交流させていただきましたが、支援にたどり着くまでの経緯・背景、支援を受けられてからの経過も、本当にそれぞれだと感じています。
 
そして、その誰もがはかることができない思いを抱えていらっしゃることがわかります。
 
我が家であれば、不登校期間は短いと感じていましたが支援をお願いしてからの道のりは長く険しかったと感じました。
 
復学支援後の登校が安定されていたご家庭でも、不登校前の葛藤や迷い、その期間に経験されたことは、やはり経験された方にしかわからない深い思いがおありだったと思います。

ただ、我が家を含めてですが皆さんに通じていることは、生きていくうえで何に価値を求めるかを本当によくお考えになられたうえで決められた、ということだと実感させていただいています。

 

一朝一夕で出せるこたえではないと思います。

 

 

いつか息子が自分の人生を考える時、息子の心が決めてくれればいいなと思います。

 

あの時、復学したことを後悔するのか、復学できて良かったと思うのか。

 

 

本当に親がいなくなっても生きていけるように、精神的にもしなやかな強さを身につけさせてあげたいと改めて思っています。

美術館に隣接してレストランがあります。

日本第一号店でフランスの本店で修業を積まれたシェフが同じ味を提供してくださっている、と本店に行かれた方に教えていただきました。

以前、FHE親の会も開催させていただきました✨

私はフランスに行ったことがないのですが、いつか行けたらいいなと思います。

 

それまでは大好きな東京で、ささやかかもしれませんが楽しんでいきたいと思います。