所用で出かける先の会場が娘の家のすぐ近くでしたので一緒にご飯でもと、先日LINEで声をかけてみました。
「いかない」ということでした。
娘は普段、こういった返事のしかたはしないので違和感を感じました。
何かあったのではないか。
まず思いあたるのはお仕事のことです。
気になってしまい娘の会社のHPを確認すると、訂正とお詫び文が掲載されていました。
娘が関わる仕事のようです。
とても重い内容でした。
と共に、とても誠意のある内容でもあると感じました。
スピーディーに間違いを認め丁寧にお詫びし明瞭な説明。
清々しささえ感じ、この会社なら大丈夫だと思え、今の娘ならこの試練を乗り越えてくれるとも思うことができました。
乗り越えた先には必ず成長があります。
娘からの連絡を静かに待ちたいと思います。
娘がお世話になっている企業の情報管理にふれ、自身の情報管理について今一度考えてみました。
情報管理の必要性
私が復学支援をお願いした、ファーストホームエデュケーション(FHE)でも情報管理を徹底しています。
子どもは親が自分のことを他の誰かに相談していることを知ると嫌がったり、反発したりします。
これは、成熟した大人では違うのだと思いますが感覚を感じるという意味で考えてみることは有効だと思います。
例えば、自分以外の第三者が誰かに自分の相談をしていると知った時。
TPOにもよりますが、
信頼関係が築かれている間柄でしたら「ありがたい」と感じるかもしれません。
そうでない場合、これも捉え方はそれぞれだと思いますが、
ビックリしたり、逆に不信感をいだいたりする場合もあり得るでしょう。
では、ご自身のお子さんならどうでしょうか?
私達は復学支援をお願いした最初のインテークの時に、このご指導をいただきます。
親が依頼した支援だと知ってしまうと子供は自分のことだと感じられなくなり、返って自立の妨げになると教えていただきました。
どんなこともポジティブに捉えられる状況ではない時期に、自分の中の深い核心部分のことの相談です。
子供は干渉されていると捉えて、強い反発を引き出してしまい対応に悪影響があったりすることがあります。
子供にとっては、今まで会ったことも話したこともない知らない人という認識です。
支援自体を取り止めなければならない事態にもなりかねません。
勿論、親は子の為を思ってのことですが、子供にこれは通用しないということも教えていただきました。
その為、両親での打ち合わせも含め、全て子供に知られないようにします。
特に「再登校」は、一生に一度、出来るか出来ないかというほど神聖なことだと感じています。
私達はこの山場を最短期間で迎えることになりますので、意識高めていただければと思います。
情報共有のリスク
FHE関東親の会ができ、親御さんたちと仲良くなり、今まで孤独に取り組んでいた子供への対応を家族以外の方々と話し共感しあえて、とても嬉しく感じる機会が増えました。
と同時にリスクについても考えました。
情報共有が活発になると、情報拡散というリスクも発生します。
もうずっと以前のことですが、FHE親の会から帰宅すると息子が私を待ち構えていて
玄関に入るなり「携帯壊れたから貸して」と言われたことがありました。
「わかった」と返答してすぐに洗面所に入り、藤本先生にことの成り行きをメールでご報告し、それを削除してからリビングに行きました。
息子は、自分の携帯が壊れてしまい、私が外出していたため検索が出来なかったと言って生卵を投げてきました。
悲しげに携帯を渡しました。
私の携帯でしばらく検索すると気がおさまり携帯も返って来ました。
夜中でしたが、携帯が無事に戻ったことを先生にご報告しました。
後で伺ったところ、
先生は会に出席された親御さん全員に我が家の事情をメールで連絡してくださり私への連絡を控えるようご指示してくださったそうです。
そうしてことなきを得ることができました。
まだ、崩れた家族構造が再構築できていない不安定な時期でした。
家族構造が整い、子供と家庭に力がつくまでは、
子供がどんなことに影響を受けてどんな行動をおこすのかわからない状況だということを身をもって知り、
安全で安心してできる交流のためにも、情報管理は必要不可欠なことなのだと学ばせていただきました。
安心して参加できる会のために
親の会の開催にあたっては、FHEの倫理要網に沿わせていただいています。
こういった経験からも
ご参加くださる方と会の内容をあらかじめ先生に提出し、ご報告もさせていただくことにしています。
勉強会も勿論ですが、クライエントさんとの交流に例外はないと思っています。
もしも、情報漏洩しそうになったら(してしまったら)
すぐに先生に報告してくださいね。
迅速な報告が、最も有効な回収に繋がります。
当たり前のことですが、
信頼関係があるからこそ伝えることができる家庭内でのこと、
知り得た情報の守秘義務。
不注意や無意識、思い込みは危険なことだと感じています。
支援は子どもありきです。
親の気持ちは後回しにせざるを得ない場面がたくさんありました。
ですが、それが回り回って自分自身に、そして家族の為にに繋がることもわかりました。
これからも支援に巡り合えたことを大切に✨
皆様との安全で安心できる交流を楽しく深めていきたいと思います<m(__)m>