12月に入り日ごとに寒さが増しておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
我が家は、ちょっと家庭内対応を考える機会がありました。
1つは息子のことです。
息子が1人暮らしをするようになり少し経つと、
「生活費が足りないので貸してください」と連絡が入りました。
1人での生活は何かとかかるでしょうし、
新たな取り組みがあったり環境が変わると落ち着くまで時間がかかったりする息子です。
こんなことはあるかもしれないなと想定していました。
最初はワンスルーで、何も言わず貸しました。
次の月、また同じ連絡がありました。
2回目、ツースルーまではしようと決めてましたので、息子に渡してから皆んなで楽しくお夕飯を食べました。
次の月、3回目の連絡です。
内にこもらないよう、頑張ろうとしている気持ちを保てるように応援する対応をしようと決めていました。
どんなふうに話そうかな?と考えていたところ、
ちょうど家庭教育推進協会の
「お話し会」が開催された時に藤本先生とお話しできたので、息子のこともお伝えさせていただきました。
先生に「こんな風に対応してるんです」と最近の様子をご報告させていただいたところ
「いいです。気持ち落ちないように。〇〇(息子)はそうなりがちだから気をつけてあげて。ちゃんとお願いして来てるし、真面目で優しい〇〇(息子)だから。過剰な要求はしてこないでしょう。そうゆうところ保たせてあげてください。倍にして返してくれるんでしょ?ぐらい言っちゃっていいです」とアドバイスしてくださいました。
その後、夕飯前に取りに来るよう息子に伝えて、早速
「倍にして返してくれるんだもんね」と言って渡すと、
息子はプッと笑って
「はい、ありがとうございます」と言ってました。
そうしてしばらくすると、年金機構から息子宛にお手紙が届きました。
アルバイトですがフルタイムで働いていたので、お支払いしていたようです。
主人宛でもありましたので確認してみると、退職した際に発行される書類でした。
全部かはわかりませんがアルバイトを辞めたようです。
この書類が届いたことで息子と向き合うチャンスが出来ました。
これにより私も話しやすく、息子も受け入れやすくなります。
次に生活費のお願いがあったら息子を呼んで話しをすることにし、主人にもそのことを伝え意見を聴き
どう話すかを考えました。
そしてまたしばらくすると息子から、生活費のお願いの連絡がありましたので、
久しぶりにリビングで2人で話しをしました。
「こんな書類が届いてるよ」と話しを切り出すと
アルバイトを全部やめてしまったと話してくれました。
それで、今後のことをどう考えてるのか確認したところ仕事頑張って探すとのことでした。
「それならこの機会に、就職ということを考えながら探して欲しい。アルバイトだっていいんだよ。だけどその先に就職も視野に入るような職種にするってことを考えて欲しい。お父さんとお母さんはいつか先にいなくなる。自分の生活は自分で出来るようにする必要がある。〇〇(息子)は資格も持ってるからそれを活かしてもいいし、アルバイトやってきた経験もある。優しいから福祉関係の仕事だって出来ると思う。ハローワークに相談するもあり。お母さんも一緒に探す。ご飯は時間ある時は食べに来なさい」といったことを話しました。
息子は「わかりました」「うん、頑張ります!」と言って、次の週も夕飯食べに来ました。
その時は主人もいましたので、後押しする言葉をかけてもらいました。
それからまたしばらくすると息子から
「決まりました」と連絡がありました。
「時間ある時に報告しに来なさい」と呼ぶとやって来て話してくれました。
「アルバイトだけどね」と言うので
「お母さんだってパートからスタートだったよ」と言うと
「うん、やってみるね」と言ってました。
それからまた頑張ってるようです。
1人暮らしでちょっとリズムがくるってしまったかな、
一緒に暮らしていたら、もしかしたらそれなりに続いていたのではないかなとも考えていました。
それでも多少のことはあっても、父の転居を機に1人暮しするチャンスでした。
そして将来を見据えた仕事をみつけまたチャレンジ出来ているのですから、これで良しと思っています。
転んでも転んでも、その度に立ち上がることができる力をつけていただきました。
今回の息子の対応で、親は転ばないように子を助けるのではなく、
子が転んだ時にどう手助けをし応援していくのかが大切だということを改めて考える機会になりました。
息子が自分自身が納得のいく仕事を見つけられますように、
そして納得のいく人生を歩んでいけますようにと願っています。
まだまだ経験していないことがたくさんある息子です。
これからも見守り応援していきたいと思います。