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息子の大学受験〜予備校導入

10月に入りました。
センター試験の出願、受験料払込みがありますね。
ちなみに今日はセンター試験107日前だそうです。
大学入試を控えいよいよ受験も本格的になっていく時期だと思います。
息子は高3のこの時期、予備校も学校の登校も不安定ながらもなんとか動き続けていました。
息子の大学受験を振り返っていきたいと思います。


大学受験に目標を定めて


高2の秋より家庭教育推進協会から家庭教師として訪問の先生に入っていただきました。

その頃息子は週に3日ほどのペースで登校していましたが、大学進学の意志がありましたので、いずれは予備校導入にシフトしていくことを考慮したうえでの家庭教師導入、という説明をいただいていました。 

「この状況で予備校に通うことができるようになるのでしょうか?」と質問しましたところ先生は
「○○(息子)が望む大学を本当に目指すなら」とおっしゃられました。 


予備校申し込み

高校2年生から高校3年になる春休みは周りのお友達からの影響からか、息子も受験モードに入り高校で行われる春季講習に毎日通いました。

講習が終わり帰って来ると

「塾に行きたい。今日、みんなに聞いて来たんだけど、もう勉強しないとまずいみたい。夏休みからじゃ間に合わない」と言いました。
みんなの様子を聞き、危機感を持ったようでした。 
「どうしたらいい?」と聞くので、 
「まず、お父さん伺わないといけない。それからやっぱり自分が通うわけだから体験授業を受けて試したほうがいいとは思うよ」とこたえておきました。 

高3は少しやる気を出してくれたかな、と思いましたが、
新学期から3日間登校したその後は休み休みの登校となりました。

休んだ後に学校に行くと、担任の先生からご指導をいただくようになり、そのことを回避する為にまた休むという負の連鎖となりました。

単身赴任をしている父親から電話で対応、その後は藤本先生から息子にお電話をいただき息子の負荷を調整していただきながら登校していました。

父親から電話、先生からフォローのお電話をいただいても、そこに担任の先生からお電話をいただくと受話器を投げつけて翌日は休んでいました。

息子が受け入れられる範囲の調整が本当に難しかったと思います。

新学期から休み休みでゴールデンウィークになだれ込むと、藤本先生が息子と話しをしにいらしてくださいました。
息子の部屋で1時間。

内容はわかりませんでしたが、高校の年間スケジュール表に書き込みがありました。
その後、息子はGW明けから登校していきました。

そんな状態でしたが予備校のことは調べていたようで 
「予備校はかなりたくさんあるんだけど4校に絞ってみた、どう思う?」と言ってきました。 
評判、レベル、金額など、ネットや通っているお友達から聞いて細かく調べていました。 
息子が提示した4校は、集団授業方式2校と個別画像授業方式2校でした。 
「へー、今は画像授業方式っていうのがあるんだね」と言うと 
それぞれの予備校の特徴を説明し「今度、体験授業に申し込んでみる」と言っていました。 

週末になると
「結局、2校に絞って申し込みした!とにかく行ってくる」と、それぞれ面接に行きました。 
集団授業の予備校と、映像授業の予備校です。 

帰って来ると
「どうしよう、両方とも良かった!迷っちゃう。とりあえず来週月曜に1校、体験授業に行く。もう1校は保護者面談があるから来てくれる?来週の火曜が希望なんだけど」と言うので「火曜ならいいよ」とこたえ、 
私の仕事が終わってから一緒に面談に行く約束をしました。 

でも週が明けると気分が落ち込み月曜日からお休みでした。 
一緒に面談に行く約束の火曜も登校せず、おまけに水曜まで休んでしまいました。 

お休みした日には、藤本先生から息子に電話で話していただいていました。
水曜の夜、先生からお電話いただいたあと息子が 
「明日、予備校の面接に行きたいのでお願いします」と私に言いにきました。 
「わかった」とこたえると、その場で予備校に電話をし面談のお願いをしていました。

翌日は無事に登校し予備校の面談にも一緒に行き、そのあとの体験授業も受けることができました。
「体験授業、すごく良かった!」と言っていました。 

でも、その翌日はまた休み。 
この日は金曜でしたが翌土曜が登校日でしたので、また藤本先生から夜お電話を入れていただき翌日は登校していきました。 

帰ってくると元気に「予備校、映像授業の方に行きたい。授業料出してもらいたいんだけど」と言いに来ました。 
「そっか、それならお父さんに相談しないとね。でも、来週の中間テストと模試を受けてからだよ。それからだよね」と言うと 
「うん!そうだね、受けるよ」と言ってました。 
結局、模試は受けませんでした。
でも中間テストは受け、中間テスト後の校外学習にも元気に参加していました。 

そしてまた「予備校申し込んでくれる?」と言ってきましたので、藤本先生に相談し主人から息子に電話を入れてもらうことにしました。 

主人としては、休みも止まらず模試も休んでしまい気持ちよくOKを出せる状況ではなかったと思いますが、
予備校を調べて面接と体験授業、 中間テストも受けている点を評価してくれ
「頑張ろうとしているなら応援しないとな!」と言ってくれました。 

息子には電話で「しっかりやれ。今までの分を取り返すんだぞ」と言ったそうです。 
息子は「はい、わかりました!」とこたえていました。 

そしてその後ですが、登校は1日おきで予備校に申し込みをしに行く予定の日も休みました。

この申し込み日の前夜に息子が私に
「明日、申し込み手続きをお願いします」と頼みに来ていました。

当日は学校を休んでしまったので、本来なら予備校に申し込み手続きに行くわけにはいきません。 
でもこの時点では息子を前に向かせて進ませる方が優先となりますので、
藤本先生から本当に予備校に通えるのか息子に確認のお電話を入れていただいてから私が手続きに行くことになりました。 
手続きを終えて帰宅すると、息子は部屋から出てきてウロウロしていましたが、しばらくすると部屋に入っていきました。 
予備校の手続きのことを聞きたいのですが自分からは聞けないのです。 

私から声をかけました。

母「〇〇(息子)、こっちに来て座りなさい」

一通り書類の説明をしました。 

息子「ありがとう」 

母 「ちゃんと通えるの?」 

息子「はい通います」 

母 「わかった、予備校通うんだね。学校もちゃんと行かないとだめなんだよ」 

息子「はい、学校もちゃんと行きます」 

母 「今までの分をとりかえせと言ってくれてるお父さんの気持ちにもこたえないと。しっかりやりなさい」 

息子「はい!」と返事していました。 

息子はすぐに塾に電話を入れ授業の予約を取っていました。 
5月末でしたので、6月からスタートということでした。

翌日の文化祭は、いつもより早起きをし元気に登校して行きました。  

高3のスタートも大波でしたが、
中間テストは受けきり、校外学習に行き、予備校を決め、文化祭にも元気に参加しました。

この時、予備校は申し込みした通りスタートするものだと思っていました。
それがいざスタートとなると固まってしまったのです。

手順を踏んで進めているのにどうしてこうなるのか分かりませんでした。

動けなくなるということは本当に恐ろしいことだと改めて感じます。

息子は中学2年で不登校になり復学してからも何度も動けなくなり、私もその動けない姿を何度も目の当たりにすることになりました。

今でもその姿が浮かびます。

 

でも、そのたびにまた動けるようになりました。

 

この時も、次の一手で動けるようになりました。

 

後半へ続きますm(__)m