時系列で振り返らせていただきます。
少し長くなってしまうかもしれませんが、できるだけコンパクトにポイントはしっかりとお伝えできるようにしたいと思います。
お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします<m(__)m>
7月を良い感じで過ごせました。夏休みに入り予備校の夏期講習に通うのだと思っていましたが、息子は
初日1日行ったきり自室にこもっておりました。
準備して玄関に行くと固まり自室に引き返したり、朝食とると部屋に入って出てこなかったり、
そんな朝を繰り返していました。
そのうち予備校から心配してお電話いただくようになってしまい、なんだか学校が予備校に変わったような生活になりました。
主人に相談したところ、様子を見に帰ってきてくれることになりました。
8月後半に夏休みを取っていましたので無理かと思ったのですが、仕事の調整をしなんとか早めに一旦休みを取ってくれました。
そのことを藤本先生に報告させていただくと、私から息子に主人が戻ってくることを話すように、とご指示いただきました。
その通り息子に伝えると、主人が戻ってくるという日の朝に予備校へ出かけて行きました。外に出るのは10日ぶりでした。
そしてその報告を先生にすると、また先生から息子への対応を教えていただきました。
話し方、声のトーンも教えてくださいます。
今回はトーン落としてください、とのことでした。
その内容を主人に伝え頭に入れてもらいます。
そしてその夜、予備校から帰ってきた息子に主人から話しをしてもらいました。
父「どうして帰って来たかわかるか?」
息子、下を向いていました。
父「お前がちゃんとやらないからだよ。今日は予備校に行ったみたいだけど来てなかったらどうしてた?」
息子「わかりません」
父「予備校に無理やり行けって言ったか?」
息子「言われてないです」
父「自分で探してきて行きたいって言ったんだろ?」
息子「そうです」
父「〇〇(息子)が憎かったら予備校なんかすぐに辞めてしまえって言ってるところなんだぞ。自分でこの夏休みは予備校で頑張ろうって決めたんだろう?」
息子「そうです」
父「決めたのならやりなさい。予備校は何時からなんだ?」
息子「朝9時からです」
父「で、何時までなんだ」
息子「終わりは決まってません」
父「わかった。その時間だって自分で予約して決めたことなんだろ?寝る時間も次の日おきられるように自分で考えなさい。予備校の先生に心配かけて電話してもらったり、お母さんやお姉ちゃんを心配させるようなことをするな。まわりに迷惑かけずに自分の為に現役合格目指してしっかりやりなさい」
息子「はい、わかりました」
そして次の日から毎日予備校に通いました。
徐々に元気になり、主人とも夕飯を食べながら予備校のことや行きたい大学の話をしていました。
でも、主人が赴任先へ戻るとまた動かなくなりました。
この年の夏、主人は夏休みを後半に取っていたので、また帰って来てくれたのですが、そうするとまた予備校に行きました。
主人が赴任先に戻るとまた動かなくなったのですが、電話で息子に話しをてもらうとまた予備校へ行きました。
その後のオープンキャンパスにも行きました。
夏休み最後の日は予定していた全国模試も受けに行きました。
帰ってくると元気に新学期の準備をしていました。
夏休みを終えてみると
40日間の休み中、予備校に行ったのは半分でした。
休みばかりに目が向いてしまっていましたが、
行けた日が20日ありオープンキャンパスにも行き模試も受けることができました。
今、改めて思い返してみても
単身赴任の我が家用に先生がご指導くださったことが良く理解できます。
伝え方も、この場合は諭すように話す方が効果があったのもわかります。
父親の力が必要でしたが、父親の力を借りれば出来るのだということもわかりました。
本当は本人の力だけで動けるのが1番良いと思いますが、誰かの力を借りて動けるのならばそれでも良いと私は思います。
全く動けなかった場合もあったと思います。
息子には予備校という共同体があったから、そこに向かって動くことができました。
夏休みの山を越えると、今度は夏休み明けの大波でした。