学祭の季節ですね🏫
私の父の趣味の一つが学祭巡りで、毎年11月は学祭にお供しています。
若いエネルギ-に力をいただけるそうです。なるほど!プラスのストロ-クですね。
今年も本日からスタ-トしました。
年老いた父にしてあげられることは限られてきていると感じますが、頑張って歩いて好奇心旺盛な父の姿を見て私もプラスをいただきました(^^)
大学生活
晴れてスタートした大学生活でした。
総合大学で活気もあり、サークルにも入り、お友達もでき明るく過ごせるのではないかと思いました。
ですが、5月後半から休みがちになりました。
理由はいくつかあったようですが、やはり行きたい大学ではなかったのが大きかったようです。
訪問の先生がそう教えてくださいました。
藤本先生からは、
「気持ちが落ちないよう陰鬱な雰囲気にしないように、かといって、これでいいと勘違いさせてしまわないように気をつけてください」とアドバイスいただきました。
「高校の時とは違うということも整理して考えながら対応してください」ということでした。
また「1番問題なのは、本人が問題所有できていないこと。
卒業を第一優先させてきたので、本人に問題意識を持たせることは出来ていなかった」とおっしゃっられてました。
息子の大学生活で必要なことは問題所有をしっかりとさせてあげることであり、それが息子の課題だと理解しました。
もう高校生までとは違いますので、何がなんで登校する、という意識を息子が持つのは難しくなっているとも感じました。
藤本先生が息子の大学が決まった際に「外に出る動機が大学以外にも必要」とおっしゃられていたのですが、その意味がよくわかりました。
家庭内対応
息子の休みが増えてしまいましたので、対応を入れることにしました。
まずは主人からの電話対応です。
電話対応の時は、部屋にいる息子に電話だと言っても出て来ない可能性が高いので、夕飯の声かけをして出てきたところちょうどのタイミングで電話を入れてもらいます。
これまでずっとこの方法で電話に出て話すことができていましたが、この時は話しの途中で受話器の子器を投げつけてしまいました。
すぐに藤本先生に報告すると
「このことを引きずってしまうので出来るだけ早い対応が必要」とのことでした。
主人が3日後に帰れることになり藤本先生に報告すると、
「そのことを息子に伝えるように」とのことでした。
息子には段階的な対応が必要ですので、
電話→警告→父性対応
といった対応をずっと重ねてきました。
息子に伝え、登校できれば良かったのですが動けなかったので、1週間以上休んでしまったタイミングで主人が帰って来ることになりました。
(それでも気持ちは動いていたと思います)
藤本先生に当日の流れを相談しご指導いただきました。
前期試験も受けてないうちに大学を辞める話しは早すぎるので、今回は再稼働に向けて話しを進めることにし、
先生のご指導通りに実践しました。
まずは電話のことから回収することにしました。
受話器を投げた件です。
父「あんなまねはするな、二度とするな、わかったな」
息子「はい」
ここで、「なんでやったんだ」とか「どうして」と聞かないようにする。
聞けば「めんどくさいから」と言う言葉をひきだすだけだそうです。
息子はつい、そう言ってしまいますが本当にそう思っているわけではないそうです。
次に大学のこと。
父「休み多いんだろう?単位取らないと進級できないのはわかってるだろう」
息子「はい」
父「だったらちゃんとやりなさい」
息子「はい」
ここで「行けていない」とは言わないようにとのことでした。
ネガティブを引き出すから。
「休みがち」という捉え方で、落ち着いて話す。
こちらが怒りをあらわすと、息子もそうなるとご指導いただきました。
ごちゃごちゃ言うと、もういいとなるので、言わないように。
話をしめたら夕飯。
ここからは普段通りに、バイトの話しもして押す感じにということでした。
そうすると、また翌日から登校しましたが主人が赴任先に戻ると、また動かなくなってしまいました。
そこからは動きが止まり、昼夜逆転、起きている時はひたすらゲームの毎日が約2ヶ月続きました🎮
スチューデントアパシー(無気力症候群)ということでした。
息子は、高校1年の時に思春期の鬱状態になってから訪問のお姉さん先生にずっと支えていただいていました。
この時も訪問の先生が定期的に訪問してくださり、アルバイトにつなげてくださいました。
アルバイトで復活
アルバイトは大学が決まった3月から取り組んでいました。
藤本先生から、
「息子の場合は外へ出るきっかけが大学だけでは弱い。
サークルとやはりアルバイトが決め手になるので出来るだけ早く決めさせてあげたい」とおっしゃってくださってました。
外に出る機会を多く作ることがポイントだということでした。
藤本先生からも息子にバイトを押す対応をしていただき、息子も意欲的に取り組んでいました。
ただ、やはりやりたい職種がありこだわっていましたので、なかなか決まらずにいました。
ですが、訪問のお姉さん先生が諦めずに根気よく一緒に考えくださり、7月末に決まりました。
そこからは急上昇で、アルバイトに必要な服や靴を用意し銀行へ行き口座を開き、通い始めました。
アルバイトは週に3日〜4日でしたが無遅刻無欠勤でした。
体調が悪い日は電話連絡をして振替のお願いもしているようでした。
(当たり前のことですが)
夏休みは、ほぼ毎日アルバイトに行っていました。
アルバイトが軌道に乗ると、またサークル活動に参加し大学にも行くようになりました。
新学期になると、大学→サークル→アルバイトといった流れもできていたようです。
サークル活動を通して大学祭にも参加させていただいていました。
私も父と息子の大学祭にも行きました。
息子が模擬店の中からこちらに気が付き手を振りました。この時は嬉しかったですね。
2年生には何とか進級できたのですが、大学に行っても授業には出てなかったようで思うように単位が取れず3年生には進級できませんでした。
スチューデントアパシ-
学生の無気力症候群ということですが、そう教えていただくと息子も症状が当てはまり納得しました。
まだ親に出来ることがあることにも気が付いていましたが、いよいよ本当に決心するギリギリのタイミングではないかと考えました。
主人も同じ考えでした。
毎日、生活を共にし一緒に息子を支えていく方向で調整をはじめました。
息子は引きこもるタイプです。
アルバイトにもっていっていただけたこと、しかも2ヶ月でです。
この時はそれでも長く感じましたが、後から考えるとあの状態からですから、とてもスピ-ディ-な対応だったと思います。
プロの先生のご指導と訪問の先生との関係作りが出来ていたからこそ、また活動することが出来たと思います。