前回の記事の中でご紹介させていただきました『家庭教育相談士養成講座』
関東では明日11月30日に開催されます。
我が家が支援を受けた「ファーストホームエデュケーション(FHE)」の藤本先生も講師をしてくださるそうですので、この機会に是非ご参加いただければと思います!
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FHEで支援をうけられた先輩ちゃろさんが、11月23日に行われた関西での講座の様子をブログ記事にしてくださっていますのでご案内させていただきます(^^)//
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また、当ブログへのご感想ご意見もいただける機会があり、本当にありがたいことだと感じています<m(__)m>
とても励みになります!
「実際の会話が参考になる」とおっしゃってくださる方もいらっしゃるので、今回も書いてみました。
お一人でもお声をかけてくださる方がいらっしゃるかぎり、おこたえしていきたいと思います(#^^#)
登校が続いている時期ですのでアクティブになっていますが、息子の特性を考え寄り添い気味になっているかなと自分では思っています。
就職活動👔
専門学校1年生の学年末、進級条件をこなし無事に進級が決まりました。
せっかく慣れて楽しんでいたアルバイト先が業務縮小で閉めてしまい、春休みはアルバイトもせずに自室にこもっていましたが、登校日には学校に行ってました。
こんな調子で迎えた始業式、どうかなと見てましたら、お休みしました。
すぐに主人に声かけをお願いしたところ、主人の考えはちょっと違っていました。
年度末に、やるべき対応をしたのだから進級したら後は自分の問題だということです。
確かにその通りです。
でも、翌日から授業が始まり、その翌週から就職活動も始まります。
そう考えると、始業式は外しても授業の初日からは確実にスタートさせてあげたいと思いました。
声をかけなくても自分の力で行くのがいいに決まっているのですが、父親の声かけには息子の背中を押す力があるのです。
勇気づけですね。
主人にはその力があるのですから。
主人にそう説明し、
一言声かけてやって欲しい、と改めてお願いしましたらOKしてくれました。
1日休んだだけで家族会議方式は返って大袈裟になりますので、
お夕飯の前に「明日からもしっかり行けよ」と、一言サラッと言ってもらいました。
そして息子、翌日から毎日登校していきました。
登校して1週間もするとすっかり元気になり、またいつも通りになりました。
息子「来週から就活が始まるからいろいろ準備しなきゃいけないんだけど、協力してくれる?」
母「いいよ、お母さんに出来ることなら。例えばどんなこと?」
息子「うーん、まず見た目を真面目にしなきゃと思う。床屋に行きたいんだけどバイト代の残りが底をついてきたので助けて欲しいです」
母「わかった」
息子「あと、履歴書を書かないといけないから証明写真を撮りに行きたいんだよね、写真館だよね。どこがいいかな?」
母「美肌に修正してくれる写真館があるよ!」
息子「はははは(笑)男だからそうゆうのはいいの」
母「そお」
息子「いつも行ってたところにするよ」
母「うん、近いし知ってるところはいいよね」
息子「あと、ゴールデンウィークはインターンのバイトに行くことにしたよ」
母「へぇ〜、どのあたりに行くの?」
息子「〇〇県だよ、学校から先輩達も毎年就職しているところ」
母「ふーん」
息子「そうゆうところの仕事が、自分に合っているのかどうなのかなって思って」
母「そうだよねー」
息子「実際に行ってみないとわからないから」
母「そうだね、行ってみることだね」
息子「うん!」
母「スケジュール決まったらまた教えてね」
息子「わかった!」
と、まぁ、床屋さん代のお願いではありますが、ちゃんと助けを求めて来て、先のスケジュールを教えてくれたり、将来に向けての話しもしてくれました。
そして、翌週から会社説明会に行き出しました。
私は息子のスーツのことが気になっていました。
ダイエットをしましたが少しリバウンドしているようでしたので、入学式の時に着た主人のスーツは入らないのではないかしら?と。
でも、自分のスーツが着られるほどリバウンドはしていません。
主人に相談しましたら「必要なら自分でどうにかするだろう」とのこと。
まったくその通りです。
こうゆうところ、母は干渉してしまいがちですね。
頑張っているとつい応援したくなりますが、ここは見守ることにしました。
どうするのかと思ってましたら、会社説明会の前日になって気づいたようです。
息子「スーツどうしよう?」
母「スーツ?」
息子「サイズどうかな?」
母「あぁそっか、まずは着てみたら?」
息子「そうだね」
と、自分のスーツを着て部屋から出て来ました。
息子「やっぱりぶかぶかだー(笑)」
母「ベルトしてもぶかぶかだね(笑)」
すると息子、帰宅している主人に相談しに行きました。
息子「就活用のスーツ貸して〜」
珍しく直接お願いされた主人は嬉しそうでした。
父「ちょっと太ったな」
試着してみるとやはりきつそうです。
息子「ぶかぶかで変だけど、これで行って来るよ」
と自分のスーツを持って言いました。
父「よし、明日は仕方ない、これで行け。パッと見問題ない。だけどこれからも必要だろう。入社試験には面接もあるからな、新調してもいいだろう。一緒に買いに行くか?」
息子「うん!」
父「いつにするか」
息子「出来るだけ早く、週明けも説明会だからできれば今週中に」
父「よし!今週末行こう」
息子「ありがとう」
父「安いやつな(笑)」
息子「うん、ぜんぜんいいよ」
こうして就活が始まり会社説明会にせっせと通い、夏休み前には内定をいただきました。
私が仕事から帰ると
「内定もらったよ」と嬉しそうに報告し内定書類を見せてくれました。
先に帰っていた主人には既に報告済みで、仕事のことをいろいろ話していたようでした。
卒業🏫
就職先、主人はギリギリまで就活してもっといろいろな会社を見た方が良いのではないかと言っていまして、本人にもそう話したようでしたが、息子は夏休み前に決め返事をしたそうです。
主人と私も本人が決めた会社を押していくことにしました。
夏休みはまたリゾート地で住み込みアルバイトをし、2学期からもスムーズに登校。
この間も主人は定期的に学校の先生に連絡を取ってくれて、問題がないことを確認してくれていました。
そして無事に卒業しました。
卒業後は卒業旅行の計画を立てていて楽しみだと言っていました。
旅費も払っていたようでした。
なのに、出発する前日に
「やっぱり行かない」と私に言いにきました。
何か引っかかることがあったのでしょう。なんだかわかりませんが、たいしたことないと思えるようなことかもしれません。
選択肢がある時、その両方を天秤にかけて優劣を判断しますが、息子はこのはかり方がちょっとずれているところがあると感じています。
些細と思えることでも重く捉えがちかなのだと思います。
決めたら動かない息子です。
私に言いに来たということは、本人に迷いもあるということかと思いました。
「行く行かないは〇〇(息子)の勝手、好きにすればいい。後で行けば良かったってことにならないようにね。なかなかないチャンスだと思う。行けるのならば行って来たらいいと思うよ」と言ってみました。
学生生活最後ですので、このぐらい言ってもいいかなと思いました。
当日は、しばらく布団を頭からかぶっていましたが、出かける時間の直前に
「やっぱり行って来る!」と、猛スピードで準備して出かけて行きました。
飛行機の中から写した景色画像をLineで送ってくれました。
「無事に出発したよ」と。
経験させてあげたい私の気持ちを出してしまいましたが、
お土産買って元気に帰って来ましたし、春休みも楽しく過ごすことができたので、行って来て良かったのではないかなと思いました。
こうして、ちょっと長かった息子の学生生活が終わりました。
🎄子供達にもまた変化が
この後、就職し一人暮らしを始めたのが今年の春です。
順調にスタートしましたが、この秋に退職して戻って来ました。
すぐに転職、とはいかず一旦引きこもっていました。
引きこもった時に、また動ける場所から作っていくことは、息子にとってはとても大変なことのようでした。
やはり学校は大切でありがたい場所だとつくづく思います。
息子の社会人になってからの動きも綴っていきたいと思います。
引き続きよろしくお願い致しますm(__)m
日に日に寒くなってきました。風邪が私の周りでも大流行です。
皆様、残りの2学期もどうぞお気をつけてお過ごしくださいね。