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再スタートの2歩目

関東は明日の夜から明後日の朝にかけて雪の予報が出ています。

 

息子の高校3年のこの時期は、センター試験が終わり私立入試の第1校目の試験が始まりました。

 

雪の影響で、試験時間が変更になった日が2回ありました。

試験時間は大学によって臨機応変に変わりますので、試験期間中は各大学の公式ウェブサイトの確認を忘れないようにしてくださいね。

 

さて息子のその後ですが、

まずは、ハローワークへと再スタートの最初の1歩を進むことができました。

 

また少し様子を見ていましたが、面接には出掛けるものの実際に働いている様子がありませんでした。

 

せっかく歩めたので間開けないよう、次の対応を考えました。

 

状態が良い時期は、同じ対応を継続してゆるまないよう続けていくことが大切だと思います。

 

ですが、状態を変えたい時は対応にも変化が必要だと支援中に教えていただきました。

母親からの対応

 

いつものように主人と事前打ち合わせをします。

 

次は私が、家計を預かる立場から話すことにしました。

主人にはちょっとだけお休みしてもらうことにしました。

主人も大賛成です^^;

対応にはエネルギーが必要でので、その気持ちわかります。

 

きっとまた、学費の引き落としが出来なかったお知らせ葉書が届くはずです。

タイミングはその時とします。

確実にやって来ますので、話すことを考えておきました。

 

「仕事しなさい」と言うのは今はまだ逆効果。

指示命令は時期とタイミングを見計らってここぞという時まで取っておきます。

 

本人が考えて自ら動けるように気付かせてあげられるように話すことにしました。

 本人がやったことに対しては認める。

感情的にならない。

 

基本的なことですが、その都度、事前に丁寧に打ち合わせしていくことが大切だと実感しています。

これを怠るとあまり良い結果に繋がらないことも経験しました。

せっかく対応するのですから、念入りに考え打ち合わせをし成功に繋げていきます。

 

葉書が届いた日の翌日、主人が早めに帰れるということで夕飯前に話しました。

 

息子を呼びます。

 

父「話があるからここに座りなさい」

 

息子、座ります。 

 

父「また、葉書が届いてるんだよ。先月も話したよな」

 

息子「はい」

 

父「こうゆうことがないようにすると言っていたよな」

 

息子「はい」

 

父「どんなことでこうなってるの?」

 

息子「なかなか思うようなバイト先がないから」

 

父「〇〇(息子)がハローワークに行ったり、バイトの面接に行ってるのはわかってる。お父さんも今の会社だけじゃなかったから、わかるよ。ここでいいのか?って思うもんな」

 

息子、うんうんとうなずく。

 

父「だけど、それで学費の請求がお父さん宛に来るのは困る」

 

息子「はい」

 

父「そのことで、お母さんからも話があるそうだ」

 

母「家計を預かるお母さんとしては、先月も今月もと重なると正直苦しい。食費も光熱費もかかるわけだし。今年からはそういったものがかからないと思っていたけど、想定外の出費が毎月のようにあるとさすがに月々の家計の中でのやりくりではどうにもならなくなってきたの」

 

息子「うん」

 

母「やりたいことを見つけてる最中だってことはわかる。けど、やりたい仕事を見つけるためにやるバイトをやりたいバイトが見つかるまで無収入で探していられるほど、うちは余裕があるわけじゃない」

 

息子「うん」

 

母「だから、お母さんも働いてるでしょう?」

 

息子「うん」

 

母「やりたいバイトが見つかるまでだって、学費の支払いは待ってくれない。それにそのバイトを探す為の交通費だとか、日々の生活費も必要でしょう」 

 

息子「はい」

 

母「何が何でも収入がないと食べることもできないの、わかるでしょう?」

 

息子「うん、わかる」

 

母「例えば日払いのお仕事でもなんでもして欲しいぐらい、お母さんは困っているのよ」

 

息子「わかりました。日払いの仕事でもなんでも、何かしら探します」

 

母「うん、お母さんも出来ることは協力するから」

 

息子「はい」

 

父「じゃあ今回までだ。お母さんこれは助けてあげて」と、葉書を私に渡しました。

 

母「はい」

 

息子「ありがとうございます」

 

母「また決まったら教えてね」

 

息子「わかりました」

 

そしてお夕飯を食べました。

 

 

翌日、私が仕事から帰ると息子がやって来て

 

息子「派遣の登録に明日行くことにしたよ!派遣のバイトしながら、やりたいバイトを探すことにした」

 

母「そう、わかった。じゃあ予定を教えてね、またカレンダーに書いておこう」

 

予定を赤字で記入しました。

 

そして、派遣のアルバイトに行き始めました。

 

最初は週1回からでしたが、翌週は週2回。並行してバイトの面接にも行ってました。

 

カレンダーに赤字が増えて行きました。

 

バイトの面接は、収入にはなりませんが仕事探しに向けて動けていますので認めます。

 

そうして様子を見ていると、週3日のアルバイトと週1日の面接。

なぜ毎週面接に行くのかわかりませんでしたが、このペースが続きましたのでしばらく見守っていくことにしました。

 

また次の対応も考えながら。

家族構造が整うと

 

両親連合が出来て世代間境界を作ることができると、家族会議が出来るようになりました。

父親の立場を1ランク上げてストッパー役が確立出来れば、母親が少し子に寄り添うことが出来るようになると実感しています。

 

支援中は先生方が家庭の中に入って調整してくださいますが、支援を離れたら当然ですが父親と母親が役割を分担することが必要になります。

 

我が家の場合ではですが、わかりやすく言うと藤本先生の代わりは父親が、メンタルフレンドの先生の役割は母親が受け持つことになります。

家庭に入っていただいた時に、先生方がどのように息子に接していたかが、その後の対応に、とても役に立っています。

 

先日の勉強会でのお話の中で「父親の立場をあげるには?」が話題になりましたが、

皆さん「先生の父親への対応が素晴らしくてとても参考になる」とおっしゃられてました。

本当、そうなんです!

 

思い出して、改めて頑張ろうと思います!(^^)!