5月23日に行われた家庭教育推進協会主催の
「お話会&懇親会」に家庭教育相談士として参加させていただきました。
ご一緒いただきました皆様、ありがとうございました<m(__)m>
いかがでしたでしょうか。
私としては、
お目にかかれただけでも一歩前進という気持ちではありますが、
とてもお話し足りなかったな〜というのも本音です。
お話会では、皆様に自己紹介をしていただき皆様の現状をお教えいただきました。
皆様が「きいてみたいこと」に関連して、私達が実践している「家庭教育」について話しはじめたところでお時間がきてしまいました。
その後の懇親会でも話題になっていた
「感情的にならない方法」についてもお伝えしたかったことがありました。
ということで、補足的な内容になりますが取り急ぎ記事にさせていただきたいと思います。
「家庭教育とは」
子ども達が生きていく上で必要なソーシャルスキルを身につける援助をすること、とご指導いただきました。
私が幼い頃は、学校の先生が注意してくださったり、ご近所のお付き合いもあったり、知らない大人の方も教えてくださったりといったかかわりがありました。
でも、今は
学校の先生も子どもに注意しにくくなってきていて親以外の大人からの指導や声かけが希薄になっていると感じます。
核家族化も進み、親の責任が多くなっているのが現状ではないでしょうか。
そういった現代社会において、
親が家庭教育を学ぶこと、「親育ち」が必要になってきている、という考え方です。
子ども達に生きる力を与えてあげられるよう、私達は家庭教育を学ぶ意識を持つことが大切ではないかと考えています。
「感情のおさえかた」
お子さんのことを本当に大切に感じているのですから、情けなくなったり、理解してもらえないと悲しくなるのは当然のことだと思います。
私も最初は感情を抑えられず涙を流す日々でした。
朝、お腹が痛いと言う息子を怒鳴りつけてしまった日もありました。
あきらかに体調が悪そうには見えなかったことと、
文化祭の日の朝でしたので、行事に参加させたいという私の思いがありました。
その日は私の迫力に負けて息子は登校しました。
でも、だからといって登校が続くわけではありませんでした。
その日は登校しても他の日に休んでいました。
私が感情的になったことで登校したとしても、それは「親に行かされた」と感じさせてしまっただけで、
「自分の考えではない」と息子に思わせてしまったのならば返って逆効果になります。
そういった経験から、
「私が泣いても怒っても息子は変わらない」「登校は親の願いをみたすためのものではない」ということに気づいていきました。
息子が自分で自分のことを考えて、自分にとって何が価値があるものなのか、本人が気づかないとどうにもならないんだなと痛感しました。
そして、
「どうしてわかってくれないんだろう」という考えから
「どうしたら理解させてあげることができるんだろう」に変わりました。
それは、
どうしてそういった対応をするのかを私自身が理解するということでした。
「過保護、過干渉を控える」というけれど、なぜ控える必要があるのか。
子どもを成長させてあげる為にはどんな対応が必要で、どんな対応を控えることが必要なのかを理解すると
だんだんと自分の中で、プラスとマイナスの対応が整理されていき
これはむしろマイナスだなと思える対応を自分で止めることが出来るようになりました。
思春期というアイデンティティを確立していく時期には、特に自分で考えて自分で決めるということが大切になっていくことが身にしみています。
良かれと思ってしていたことが返って逆効果になり、反発させてしまったり、子どもをどんどん幼くさせてしまう場合があることも学びました。
対応を変え、息子の変化の手ごたえを感じると、
「こうしたらいいんだな」と思い、ちょっと楽しくもなり、
力が湧いてくるのを感じました。
私自身、息子が不登校になり、親としての自信をなくし、自分を責めて自分で自分を追い込んでいたと思います。
そして、本来、持っていた力をどんどん失っていっていました。
復学させていただき力を取り戻し、家庭教育を学び徐々にパワーアップ出来たのではないかなと感じています。
私達親は、
子どもを育てる力はちゃんと持っているのだと思います。
『どんな家族にしたいですか?』
私は家庭教育を学ぶうちに、自分自身に問いかけるようになりました。
「お互いがお互いを尊重し協力し合い絆を大切にする家族」というこたえが出てきました。
そのために大切なのは共同体感覚だということもご指導いただきました。
1番身近で誰にとっても最初の共同体は家族です。
家族のかたちは自分達で作ることができるのだということも学びました。
以前にも例にあげさせていただきましたが、
支援中に息子の朝起こしに藤本先生にいらしていただいた時のことです。
登校準備中の息子に玄関先から
「お水ちょうだい」と声をかけ
息子がコップに水を入れて渡しましたら「ありがとう」と飲まれました。
先生はただ単に喉がかわいていたわけではなくて、「ありがとう」と言われる感覚を息子に受け取ってもらいたかったからだと後からわかりました。
そうすることで、助けられたり助けたりする仲間だということを伝えていく。
そして、
その様子を見ていた親である私にも、こうした日々の対応の積み重ねが大切なんだということを教えてくださいました。
誰かから「ありがとう」と言われて嬉しかった経験を息子にさせてあげることが、
今度は息子が誰かに「ありがとう」と伝えられるようになることにつながるのです。
私自身、そういったことに気づくことができるようになりました。
そしてそれは、我が家の場合では
1番小さな共同体で基盤でもある夫婦で育んでいくことからなのだ、ということもご指導いただきました。
まず、夫婦が互いに協力し感謝し合い、同じ方向へ進んでいくことが基本になるということです。
毎日の家庭内対応を変えることで、家族は変わっていきました。
今は子供達も社会に出て娘も離れて暮らしています。
でも本当に困った時はSOSを出してくれると信じています。
そんな時、皆んなで協力し助け合える家族になれたのではないかなぁと感じています。
先日、私がお話しさせていただきました初参加の皆様方のお話しを伺い感じたことは、
皆様が皆様、お子さんを大切にされ愛情を注いでいらっしゃり、本当に一生懸命に毎日対応されておられるということです。
その対応を変えることで、更に自立心を育むことができるのではないかなとも感じました。
また、支援中の親御さんにおかれましては対応に精一杯の毎日かと思います。
そして、登校が安定すると、他の願いも出てくるかと思います。
最初は「元気に登校してくれてるだけでいい」と思っていたはずなのに、
いつのまにか、
1日も休まないで欲しい、勉強頑張って欲しい、部活も頑張って欲しい、塾も行って欲しい、友達たくさん作って欲しい、、、
となりがちです。私もそうでした。
決してそれが悪いことだというのではないのです。
むしろそう思うのは当然のことだと思います。
でも、そうすると対応がもとに戻りやすくなるのです。
いつのまにかコントロールしたくなり、管理癖が戻ってきてしまいます。
自分自身で意識していくことで、ブレない対応を心がけていきたいですね。
先生がいなくても自分達でやっていけるよう
更に家庭教育を学んで成長を目指し一緒に頑張っていきたいなと思いました。
まずは、取り急ぎで失礼致しましたm(__)m
また、改めてゆっくり記事にしたいと思っています(^^)/