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父親と母親の役割

7月に入り新盆を迎えました。関東の我が家は新暦でのお盆です。

 

 

行事も密にならないよう、また平日でもあり親族で役割を分担することにしました。

 

我が家はお迎え担当です。

 

義母と主人と私とで、お墓参りをし義父をお迎えに行きました。

 

お仏壇のまわりも賑やかに飾り、提灯をさげ迎え火を焚きました。

 

義父が、いつも座っていたソファーに座りニコニコ笑っているような気がしました。

 

さて、父親と母親の役割については以前も記事にさせていただきました。

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学んだことを忘れないように

 

 

我が家は不登校支援を受け、専門家の先生方に家庭内に入っていただきベースとなる家族構造を整えていただきました。

 

 

先生方と私達両親でチームを組み一緒に家庭内対応をさせていただき、

支援が進むにつれ徐々に先生方と離れていきます。

 

 

我が家であれば、

 

藤本先生の対応を主人が引き継ぎ、

メンタルフレンドの先生方の母親対応の部分を私が担っていきました。

 

父親の立場をワンランク上げ両親連合を作ります。

 

立て直していただいた家族構造、家族の順列をそのまま継続し守っていきます。

 

 

父親は社会性を教えます。

規範意識を育て、自律・自立に導いていきます。

ダメなことはダメなんだと教え、時には叱ってあげることも大切だとご指導いただきました。 

息子との関係は「担任の先生のような感じで」とアドバイスいただき、それを守ってもらいました。

 

母親は、優しさ安心感を担当します。

娘との関係は「歳の離れたお姉さんのような感じで」とアドバイスいただきました。

 

勿論、お互いの足りない部分は補い合いますが、その調整役は我が家では主に母親である私です。

 

大切なことは

「お父さんに相談してみようね」

「お父さんにも報告しておきなさい」

 

時には

「お父さんにちゃんとお礼を言いなさい」

 

と、大事なことは必ず相談したり、必要なことは報告し、お礼を言ったりと、礼儀や感謝することを毎日の生活の中で教えていってあげます。

 

最初はとってつけたようにぎこちないと感じるかもしれません。

ですが、日々の積み重ねによってだんだんと自然と出来るようになっていっていると感じられるようになりました。

 

そして「これが家庭教育なんだ」と実感することが増えていきました。

 

上手くできないことを気にしたり諦めたりせずに、素直に続けていくことの方が大事だと感じています。

 

 

子どもが道に迷ってしまった時、

「本当にその道でいいのか。自分の進む道を真剣に考えられているのか」

 

問いかけ考えさせてあげ勇気づけをし行動につなげていってあげるようにします。

 

 

 

我が家の場合は基本的な役割分担になっていますが、必ずしも父親役を父が、母親役を母が担当するということではありません。

 

当然ではありますが、

そのご家庭の家族構成や家族成員によって違います。

 

 

ただ、

大切なのはその両方のバランスだということです。

 

家庭内でバランス良く父親の対応と母親の対応が機能していることが大切なのだとご指導いただきました。

 

役割分担もあった方が子はわかりやすいということです。

 

 

我が家の家族構造では

父親が単身赴任だったことが1つネックだったとは思います。

でも、だからといって父親が単身赴任のご家庭が全てにおいて同じような状況になるわけではありません。

 

息子に、幼少期から自分自身で考えたり行動する力をつけてあげられてなかったことが大きかったと思います。

 

幼少期にしてあげられなかったことを思春期からしてきたことになりますので、より複雑で大変になるのも納得です。

 

 

私自身、支援をお願いした当初はこういったことがよくわかっていませんでしたが

不登校支援をお願いし家庭教育を学び、自分の家庭のことが理解できるようになりました。

 

勿論、私の理解度の問題ではありますが、

もっと早く勉強し理解していたら、

もっと早い段階からスムーズな対応が出来たという思いもあります。

最近、

 

「お父さんだったら何て言うかな」

 

「そんなこと気にするな、って言うような気がするな」

 

「そうゆう気持ちわかるような気がするって言うんじゃないかな」

 

と、そういった会話が増えました。

 

 

 

近くにいなくなっても近くにいるように感じさせてくれる。

 

あぁ、これなんだなと教えてもらった気がします。

 

一緒にいてもいなくても、

その存在感、家族への愛情はずっと変わらない。

 

義父をお迎えする義母の姿を見ていて、

ここを目指していきたいなと改めて思いました。

 

 

そして、子どもの不登校を経験した当事者として、

その苦悩や葛藤、行動につなげていけた成果や喜びを発信していくことが

とても小さなことではありますが、今私に出来ることなのだと改めて感じました。

 

 

 

これからも、たとえ1人でも誰かを勇気づけられるような発信を目指して参りたいと思います(^^)/