· 

チームワーク力の基礎

少し遡りますが母の日のことです。

 

娘から「とりあえず」と、ハーブティーをもらいました。


癒されました〜🌿


落ち着かない時期でしたので、
「いつか改めてプレゼントするからね!」と何が欲しいか聞いてくれていました。


そして先月、リクエストしていた掃除機が届きました

 

軽くてスリム。

お掃除が楽しくなりました。

 


主人と息子にも声を掛けてくれたので「3人から」だそうです。

みんなからというのが、とても嬉しいです

しかも、新しい掃除機になりましたら、みんながせっせと率先してお掃除するようになり、私の出番がなくなっています。

もらった私が使う機会が殆どなくなるとは、嬉しい誤算です。

我が家は今は家事もそれぞれ自然と分担されるようになりましたが、以前は違っていました。

 

 

専業主婦の期間もありましたが結婚当初の共働きの時期から、

家事は全て私の担当で、それが当たり前だと思っていました。

 

家の仕事は嫌いではありませんし

私が会社で忙しくても、主人には私以上に職場で力を発揮して欲しく、その為にも家ではゆっくり過ごして欲しいという思いがありました。

 

子供達には勉強や習い事、お友達と楽しく過ごしたりすることを優先して欲しいと考えていましたので、食べたお皿を片付けることなど最低限のことは習慣付けしていましたが、それ以上のことは特に気にしていませんでした。

 

 

でも、家庭教育を学ぶと、

最初の共同体である「家族」が、その後の人生の基礎になることを知り、

共同体の中では他者の為になる役割がそれぞれにあった方が良い、という考え方に変わりました。

 

そして、子供達にも幼い頃から役割を与えてあげられていたら良かったなと後悔もしました。

 

でも後悔だけではなく、じゃあ、どうしていくのか?

これからを考えていくことが大切だと学びましたので、目的に目を向けていきます。

 

 

「家事を完璧に」から、

「家事はみんなで助け合う」に考え方が変わりました。

 

 

指示・命令・提案は避けますので、

その為には、お父さんが積極的に家事を手伝う姿を子供達に見せることが大切だと考え、

主人に趣旨を説明しお手本になって欲しいとお願いをしてみましたら、賛成してくれました。

 

 

まずは、お父さんが得意なゴミ出しからはじめました。 

 

 

それまでもゴミ出しはしてくれていましたが、準備はしてこなかったので分別等出し方がはっきりわからないようです。

自治体のゴミ出しマニュアルを見て、分別方法を伝え、ペットボトルは洗って外側ラベルをはがしたり、牛乳パックは洗って乾かして開くのですが、その切り方など一緒にやってみました。

 

そうすると、時間があればお皿を洗ってくれるようにもなり、

買物もしてくれるようになり、

食事作り以外ならどんどん協力してくるようになりました。

 

 

 

いろいろやってもらうと、洗い残しがあったり、買物の重複があったりと、私の思う通りにはいかないというデメリットもありました。

 

 

1番やり方が合わなかったのは資源回収の出し方についてでした。

 

私は、資源回収は前日までに準備し、翌朝出た分は翌週にまわします。

 

主人は、

資源回収日の朝の食後に出た牛乳パックなども急いで準備し当日出すようにしたいようでした。

 

「効率」よりも、「みんなが参加する」を優先することにしましたので、

最初は主人の考えを尊重しました。

 

パックを洗って切り、タオルで拭きドライヤーで乾かして資源回収用に紐で綴じます。

ちょっと手間がかかります。

そうすると資源回収の日の朝は毎週、同じことをするような流れになりました。

 

だんだん資源回収日の朝がつらくなりました。

 

これは良くないなと思い、主人に私の考えも伝えることにしました。

 

 ゴミはためないで早く出すのが望ましいけれど、出勤前の限られた朝の時間は、お弁当作りや身支度など出社への準備に集中したい。

勿論、私も余裕があればやって行きたいと思うけど、資源ゴミは翌週に回したっていいんじゃないかと思う。

 

そう伝えるとすぐに理解してくれました。

 

それからは、資源回収日の朝、無理して準備しなくなりました。

その後も徐々に慣れてきて、

食器洗い洗剤にスプレー式も取り入れたりすることで洗い残しもなくなり、

主人も買物をしたらレシートの画像を送ってくれるようになり重複もなくなりました。

 

 

さて、息子の方はというと、、、

 

自分のゴミを出す日に、ゴミ出しをしてくるようになりました。

「これは何曜日に捨てるんだっけ?」

また、

「今日、薬局行くけど、何か足りない物ある?」と声をかけてくれるようにもなり、足りない物は買っておいてくれるようになりました。

 いつも同じ物を繰り返し使っていましたが、息子が「これ使ってみて」と、違う商品を買って来てくれるのが新鮮です。

 

夜、私がお皿を洗わずに寝落ちしてしまった日は(よくあるんです^^;)

息子が帰宅してから洗ってくれています。

 

 

自然と父親の真似をするようになりました。

やはり影響を受けるんだなぁ〜と感じます。

 

 

小さなことかもしれませんが、この家庭という子供達が最初に属する小さな共同体での経験が、その後に属する共同体での活動に影響していくことを理解した時は、ハッとしました。

学校や社会につながっていくことがわかりました。

 

 

組織で大切な「チームワーク力」にもです。

 

誰かが仕事を抱えすぎていたら「大丈夫?」「何か出来ることあるかな?」と声をかけたり、助けたり、協力したり。

わからないことはお互いに学習し合う。素直に質問したり、わかることは教える。

得意分野を活かして、弱点は補い合う。

 

個人の実力も大事ですが、相互作用で仕事は更に充実していくと感じます。

 

自分だけが忙しいと身も心も疲れてしまいますが、声をかけてもらったり協力してもらうと、その瞬間からあたたかい気持ちになり力がわき頑張ろうと思えます。

 

みんなでやると、

「ありがとう」「助かったよ」などの言葉も増え、心が元気になります。

 

 

 

先日、娘と待ち合わせをして一緒に帰って来たとき、息子が洗濯物を取り込んでおいてくれました。

雨が降りだしていたので、とてもありがたかったです。

「あー、洗濯物助かったわ、ありがたいわ」と私がしみじみ言うと、

娘が「〇〇(息子)は得だよね、洗濯物入れてこんなに感謝されて」と笑っていました。 

 

 

残り少なくなりましたが、

夏休みは家庭内のチームワーク力に目を向ける良い機会ではないかと思います。

チームワーク力の基礎の基礎は、、、「両親連合」ということになりますよね。

 

今は目の前の対応で精一杯というご家庭も、いつかのために頭の片隅に置いておいていただけたら嬉しいです。

 

さて、今月は前回お知らせさせていただいた「家庭教育セミナー&懇親会」と、その翌週には

 

出版記念講演会に参加させていただく予定です。

 

来月は、FHEオンライン親の会も開催予定ですので、どうぞよろしくお願い致します<m(__)m>

 

 

これからのイベント

 

 

🌻8/22(日)家庭教育セミナー&懇親会(オンライン)『今話題の認知行動療法の考え方を学ぼう』

       ⇩

     お申込み

 

🌷8/28(土)『これで解決!母子登校~不登校にしない、させない家庭教育~』出版記念講演(オンライン開催)

 

🌼9/26(日)第4回 全国FHEオンライン親の会

  詳細は決まり次第お知らせ致します<m(__)m>