先月からまた、主人の在宅勤務が増えました。
この機会に、ちょっとナッジをこころみてみました。
主人はコーヒー党なので、今回、キッチンにコーヒーコーナーを設けてみたのです。
コーヒーコーナーと言っても、コーヒーメーカーの横にコーヒー豆の容器とフィルター、ついでにチョコレートなどちょっとしたおやつを用意してみただけなのですが🍫☕️
主人が1番早く家を出ますので、今まではコーヒーを入れるのは私の担当でした。
お気に入りのコーヒー豆の容器を使っていましたが、これがちょっと主人には使いづらいかなと感じました。
そこで100均で使いやすそうな容器を探し、置き場所も食器棚からキッチンのカウンターに移してみました。
簡単に出来きて作りやすい場所にしましたら、
主人が毎朝コーヒーを入れてくれるようになりました☕️✨
私は休みの日は、朝起きる時間を1時間遅くしているのですが、目覚めるとコーヒーの香りが広がっていて、なんともいい感じです。
たくさん入れてくれますので、息子も
「飲んでいいの?いただきまーす」と言って飲んでます☕️
主人も飲みたい時に美味しいコーヒーが飲めるので気に入ったようです。
ちょっと工夫しましたら、より心地よい生活になりました。
どうしたら動きやすくなるか
フレームワーク「EAST」
「EAST」は、ナッジ理論において実際に使いやすいようにイギリス政府組織がまとめたポイントだそうです。
私は、たまたま厚生労働省のHPでその手法を紹介していることを知りました。
要素の頭文字から名付けられたフレームワークだそうです。
Easy(簡単)
意思決定のプロセスを減らして楽にしてあげる。
指示は明確にする。
Attractive(魅力的、印象的)
人は得る喜びより、失う痛みを避ける傾向にある。
Social (社会性)
みんなと同じにしようとする。
約束は守ろうとする。
予定を書き込む。
Timely(タイミング)
心の扉が開く瞬間を狙う。
このフレームワークが、大人になった息子への対応を実践するにあたり、とてもわかりやすいと感じました。
(ご興味がありましたらHP検索してみてくださいね)
息子のこと、自分自身の対応をフレームワークにそって考えていきます。
Easy(簡単)
選択肢が多すぎたり、難しすぎると感じると、人は全て選択したくなくなる傾向があるそうです。
あれもこれもたくさんありすぎたり、たくさん言われすぎたり、複雑すぎると
「もう全部やーめた」ってなる気持ちは私も経験があります。
息子の場合だと、
再就職にこだわらずアルバイトを選択することで負担が軽減されたのではないかなと思います。
「何も選択しない」という選択は避けられていると思います。
Attractive(魅力的、印象的)
言うまでもなく
積み重ねてきたこと、頑張ってきたこと、諦めない気持ちは大切です。
息子にも息子の行動を認めそう伝えてきました。
専門学校での進級前に、やる気を無くしてしまった時は息子に、
「一年間、勉強して資格をとったりしたこと、よくやって来たこと、もったいないじゃないか」と話しました。
ただ、ケースによっては失う痛みを避けることに気を取られすぎないよう注意することも大切だと思います。
Social (社会性)
息子のようなタイプだと
みんなと同じようにしようとすると、同じように出来なかったりならなかったりでストレスを感じやすいのだろうと思います。
また、みんなと同じが必ずしも合うわけでもありません。
その反面、「みんながしていないことは自分もしない」というネガティブな
行動や思考には陥りやすい傾向があります。
自分に自信が持てないのかなと思います。
自信のなさを断ち切っていくこと、自己肯定感を高めて行くことが大切ですね。
また支援中に、息子の場合は
スケジュールを可視化することで行動の効果が上がることも教えていただきました。
カレンダーに予定を書き込むことが、息子の行動につながりました。
Timely(タイミング)
タイミングを合わせることはとても大事ですよね。
例えば、家族会議。
息子が、集合の声かけがあって当たり前だと思うタイミングで声かけます。
支援中は、担当の先生からご指導いただきます。
高校までは進級や進路決めなど、そのタイミングはたくさんあると思います。
今この時期であれば、入試で全ての試験が終わり合否が出揃ったところで家族会議でした。
大学生、専門学校の対応だとぐっと少なくなりまして、学校から成績表が届くタイミングでした。
学校を卒業して社会に出てからも集合の声かけするとは想像していませんでしたが、
それでもタイミングはあるもだと感じています。
そのあたりのことを過去に記事にしていましたので読み返してみました。
息子がアルバイトをみつけて起動にのるまでをプログラム学習としてまとめて書いてます。
⇩
改めて読んでみましたら、この続きがありましたので、次回記事にさせていただきたいと思います。
タイミングは人それぞれで、
「相手が扉を開いてくれたら入る」のは、あたりまえといえばあたりまえなのかも知れませんが、
忘れたくないことだなぁ、と今回、記事を書きながら改めて感じました。
★前回の記事について、藤本先生がポイントをTweetしてくださいました。
ちょっと難しくて、ご質問させていただきましたら、お返事くださいました。
掲載のご承諾もいただきましたのでご紹介させていただきますね。
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ナッジはより良い方向に進んで行く方法であり、
セイラーが言うSludge(スラッジ)とは、行動経済学ですので、「定期購入において解約フォームを分かりづらくする」などの
ユーザーに不利益のある方向性のナッジnudgeを問題視しています。
子育てにおいて、親が子を誘導しコントロールしたいという感覚は少し怖い、というニュアンスです。
対子どものときは、彼らが止めたいのに止められない癖を環境調整で行動変容を促してやれないかな、という見方が大切。
親がやらせたい行動をどうすれば子どもに押し付けられるか、にならないように注意して欲しいです。
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先生、ありがとうございます<m(__)m>
とても良くわかりました!
コントロールにならないように、
自然と気持ちよく前向きな行動につながるようなナッジの仕組みを考えて、
毎日の生活に取り入れて行きたいと思います(*^^*)
春のFHEオンライン親の会も、3月27日(日)に決まりました!
準備進めていますのでどうぞよろしくお願いいたします🌸