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誰かに助けられた経験が大切✨

今年は梅雨明けが早く、まだ夏休み前なのに暑すぎる日が続いたり、

そうかと思ったら梅雨に戻ったような日があったりと、お天気不安定ですね。

 

継続登校中、我が家は登校がお天気に左右されるなんてこともありましたので、

天気予報を気にしていた当時を思い出しています。

 

 

 

今月末に開催予定のオンライン親の会へのお問合せをたくさんいただきありがとうございます。

ご連絡と一緒に皆様からいただく近況もいつも楽しみにしています。

 

 

我が家は特に何ごともない毎日を過ごしています。

 

息子もバイク通勤で、とっても元気です。

毎月お給料をもらうとすぐに「これ今月の分ねー」と言って生活費を渡してくれて、

ある程度の金額になりましたので銀行に預けようと思い少し前のことですが、何十年ぶりかに新しく口座を開設しました。

 

今は通帳を発行するのにも費用がかかるそうで、しかも新しい通帳を発行するたびに費用が発生すると伺い、

インターネットで確認していくことにしました。

通帳見るのを楽しみにしようと考えてたのでちょっと残念ですが、時代はペーパーレスですね。

インターネットバンキングの明細を見るのを楽しみの1つにしたいと思います。

 

 

息子が家計を助けてくれようとしたり、家のこともよく手伝ってくれる姿を見ていると

支援中に藤本先生がおっしゃっていた言葉を思い出します。 

 

支援の先生方は全力で子ども達を支えてくださいます。

息子が窮地に陥っていた当時、

朝、息子を起こすために前日から準備して、猛暑でも、真冬でも、大雨でも早朝から訪問してくださいました。

 

息子が起きる時間に到着するための事前準備、何時から起きてくださっているのかと思うと本当に申し訳ない気持ちになりますが、

先生は

「この、誰かに助けられたという経験が大切なのです。誰かに全力で助けてもらったことが力になり、いつか誰かを助けてあげる経験に繋がります。この経験があるとないとではぜんぜん違うんです。特に思春期の子ども達には大切なのです」とおっしゃられていました。

 

助けられた経験が力になる、そしていつか誰かを助けることにも繋がるということなのですね。

 

 

『受援力を高める』

 

受援力とは、困った時に誰かに助けを求めることができる力です。

 

人はお互いに助けたり助けられたりしながら生きていきます。

 

でも、私はかつては助けてもらうことが苦手でした。抵抗があったということかもしれません。

手間をかけさせてしまい申し訳ないですし、なんでも自分で出来ること我慢することが美徳だとも考えていました。

他人に迷惑をかけてはいけないと家庭でも教えられ、子ども達にもそう指導してきたと思います。

 

確かに周りの方に迷惑をかけてはいけないですが時と場合を考え、どうしても乗り越えられないような課題にぶちあたってしまった時には逆に助けを求める力が必要なのだと今は実感しています。

 

息子も支援の先生方に

「どうしたらいいかわからない」

「助けて欲しいです」と言っていました。

本当は助けて欲しくてもそう言えなかった息子から引き出してくださったわけです。

気持ちを落ちつかせてあげて

勇気づけて、そこから気持ちを上げていくような対応は専門家の先生だからこそできることなのだと思います。

 

では家庭の中で、私達親はどのようにして子の受援力を高めていけば良いのでしょう。

 

私達は家庭内での対応をご指導いただいてきました。

その家庭教育の中には受援力を高める対応があります。

 

 

★「指示・命令・提案」は避ける

 

その1つは、

過保護、過干渉を控えることだと思います。

親が良かれと思って先回りしてやってしまうことは、子がきちんとお願いする機会を奪うことになります。

 

我が家では、例えば洗濯物、学校に行っている時期ならば体操服とかですね。

支援を受ける以前は無意識のうちに息子の部屋に転がっている体操服を持ってきて洗濯をしたり、「体操服出して」と言ったりしていました。

その方が手っ取り早く、

家事が早く片付くことを優先していたんですね。

支援を通して家庭教育を学んでからは自分で持って来るようにアイメッセージで伝えました。

「体操服を持って来てくれると洗濯物がスムーズにできて助かるんだけどな」

そうすると体操服を出してきてくれて、やがていつも洗濯カゴに入れてくれるようになりました。

シーツなど自分で洗濯する時間がない時は

「これも洗ってもらえると助かります」と、息子の方からアイメッセージを使ってお願いしてくるようになりました。

 

お弁当箱も出し忘れている時は

「お弁当箱出して」と言っていましたが、これだと指示になりますので、

「お弁当箱出してくれると助かるな」とアイメッセージでの伝え方に変えて出してもらうようにしました。

大人になった今は、自分が食べたお皿は自分で洗っていますし、時々、お夕飯の後片付けが出来ず寝落ちしてしまう時もあるのですが

そんな時は息子が片付けてくれています。

 

 

★家族のコミュニケーション力

 

それから、

日頃から話し合うことができる家族であることが受援力を高める上で大切なことだと思います。

 

大事なこと、家族の問題を日頃から話し合う機会を定期的に持つことが大切で、

我が家では「家族会議法」を取り入れるご指導をしていただきました。

 

家族会議はやがて我が家の習慣になりました。

 

学校を続けて休んだ時や、進学のこと、就職のこと、転職やアルバイトなど、話しにくいことでも家族会議で話し合えるようになりました。

 

家族会議で息子の気持ちを聴き、どの道に進みたいのか考えさせてあげ、親の助けが必要なら助ける。

息子に「お願いします」と言わせてあげる。

 

家族会議のなかで、いつどこで誰が誰に相談するのかも話し合いました。

 

学校のことであれば先輩や担当の先生、

大学であれば教授なのか事務局か。

就職、転職ならば、

ハローワークであったり、地域のサポートステーションなど相談できる国の機関があることを伝えました。

 

「何かあれば相談してね」と、とにかくまず親に相談するということを繰り返し伝えてきました。

 

毎日の生活の中で、実際に何をどう学び、実践でどんな対応をするのかは

支援でご指導いただかないと自分達だけではわかりませんでした。

 

家庭教育を学び対応を積み重ねると、どんな対応をどう実践していくかがわかり、

受援力や家庭力を高めることに繋がることを実感しています。

 

 

受援力は職場でも役に立っています。

 

助けてもらうことの大切さに気づいてから受援力を意識するようにしましたら、職場の雰囲気が前より明るくやわらかくなりました。

 

お互いに助けたり助けられたりする経験から感謝の気持ちがわき幸せを感じられるようになりました。

 

 

 

フラストレーションが思わぬ方向に向かわないよう、

受援力を意識すること、

1人じゃない、仲間がいるんだ」とお互いに感じられるような行動を

これからも心がけていきたいと改めて感じました。

🌻第6回 FHEオンライン親の会は7/30㈯に開催予定です!

 

FHE支援中、卒業された親御さんの集いです。

 

支援を離れられても課題はやってきます。

親も子も、その課題に向き合い、乗り越えることで成長し、次の課題も乗り越える力がついていくことを

親の会で学ばせていただきました。

そんな皆様のお話を伺うのを楽しみにしています(^_^)/

 

引き続き、お問い合わせ受付中ですのでよろしくお願いいたします<m(__)m>