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家庭教育相談士スキルアップ研修に参加しました✨

 

新年度がスタートし、そしてゴールデンウイークですね。

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

先月、324日に行われた

家庭教育推進協会主催の家庭教育相談士スキルアップ研修に参加させていただきました。

 

 家庭教育相談士は、家庭教育推進協会認定の民間資格で、定期的にスキルアップ研修を開催してくださっています。

 

プログラムは、講義、ロールプレイ、相談士の会(懇親会)で、

 講義テーマは

家庭教育相談士としての基本姿勢

と、『起立性調節障害について』でした。

 

感想をまじえて少し振り返ってみたいと思います。

お付き合いいただけると嬉しいです

 

スキルアップ研修

 

 家庭教育相談士の基本姿勢(テキストP8から)について、抜粋してポイントを教えていただきました。

 

 

「相談が中心であること」

 

 

家庭教育相談士は自身の子どもが不登校になり、家庭教育を学ばれた方が多くいらっしゃいます。

私もですが、子どもが学校へ復帰し毎日「学校へ行く」ということを目標に家庭内対応を学んできたので

「この経験が誰かの役に立てれば」という気持ちがあり、ついアドバイスをしたくなります。

 

ですが、子ども達が社会的自立に向かって歩んで行く方法としては学校復帰だけが唯一の道ではなく、

選択肢は他にもあります。

 

相談する方がどんなことを悩んでいて、どんなふうに解決して行きたいのかを積極的によく聴くことが

大切です。

その方が本来持たれている力を引き出すお手伝いをし、どうしたらいいのか一緒に考えていくことに努めたいと改めて思いました。

 

 

「ポジティブな面にも目を向ける」

 

不登校というと、ついネガティブな面にフォーカスしてしまいがちです。 

 

「このまま学校に行かなかったらどうしよう」

「昼夜逆転しているようだ」「ゲームばかりしている」

「早く何とかしないと」

「育て方を間違えたのだろうか」

不安と心配でいっぱいになってしまったり、焦ってしまったり。

 

私自身を振り返ると、

悲しみ、苦しみ、後悔でいっぱいになってしまいました。

 

ポジティブな面もあるはずなのですが考えられなくなってしまいがちなのだと思います。

 

でも、信頼できる他者に話すことで違う側面もあると気付くことができるかもしれません。

 

子どもが本来持っている優しいところやよく気がつくところ。

親を困らせようとしているわけではなく子ども自身もどうしたらいいのかわからず悩んでいるのかもしれないこと。

 

少し距離をとってみてみるということは、

実際には口で言うほど簡単なことではないと思います。

 

でも、相談することこそが前向きな行動であることは間違いないと思います。

 

 

「自己開示の大切さを理解する」

 

カウンセリングには信頼関係が重要です。

自己開示とは、自身の考えや経験したことを相手にありのまま正直に伝えることで、

人と人とが信頼できる関係を築くために自己開示は欠かせないとされています。

 

気を付けたいのは、それを相手が受け入れられる状態かどうかという点かと思います。

相手の反応を気にせず一方的に開示することは返って逆効果になる場合もあります。

 

相手の方の価値観や今おかれている状況をくみとりながら、開示していくことを心掛けていきたいと

思います。

 

 

 ロールプレイング研修

 

相談者と相談士の2人づつのペアになり、ロールプレイングを行いました。

 

私も相談者役で研修させていただきました。

 

 

私の相談した悩みは父のことでした。

 

父はお風呂になかなか入りたがらず今は1回か2回がやっとですが、

せめて週に3回は入って欲しい、という内容です。

 

お話しをさせていただく中で気付いたことは、

 

1回か2回でも入浴はしていて、全く入っていないわけではないということ。

 

そして、私が悩んでいることは、実は「父がお風呂に入りたがらない」ことではなく

父がお風呂に入りたがらないことを「主人が嫌がっている」ということだったのです。

 

つまり、父のことと言うより、気にしていたのは主人の反応のことの方だったのです。

 

これまで、父の入浴回数を増やすことばかりに目を向けていましたが、

主人の固定観念を変えることでも解決が可能であることに気が付きました。

1人で考えていたら気付けなかったと思います。

 

 

また、他の方々のロールプレイングを拝見させていただきとても勉強になりました。

 

特に感じたのは、相談士さんにも個性がありそこが強みになるということです。

 

「話しやすい雰囲気」であったり、「共感力やお話をまとめる力」や

「質問をする力」など、それぞれ相談士さんが得意とされる分野があり

得意なところをいかして、相談者さんの考えや気持ちを引き出すお手伝いをさせていただく

ことにつながるのだと感じました。

 

ロールプレイングは緊張しますが、それ以上に学ぶことの方が大きく、

先生方からアドバイスもいただけて、大変貴重な機会だと感じています。

 

ご一緒してくださいました皆様、ありがとうございました。

 

 

そして、後半は相談士の会でした。

 

相談士の会については、また次回とさせていただきたいと思います。

 

引き続きよろしくお願いいたします(^^)/