7月に入り1学期もラストスパートですね。
我が家は少し前ですが、お祝いの集まりがあり家族が揃いました。
息子も遅い時間までおしゃべりに付き合ってくれました。
娘とは話しが止まらず、気がつくと明け方になっていました。
娘は、「皆が元気でとても嬉しい。家族が助け合うことが大事なんだと思う。自分も誰かがピンチの時は必ず助ける!」と言っていました。
そんな話しをしてくれて娘の成長を感じ嬉しくなりました。
さて、今回は家庭教育推進協会主催の夏のオンラインセミナーのお知らせです。
我が家もお世話になりました「家庭教育推進協会」では、毎年夏のこの時期にセミナーを開催してくださっています。
今回のテーマは『疲れない子育て法、親の過干渉・過保護診断』ということです。
5月に参加した「お話会&懇親会」でも、過保護・過干渉は話題に上がりました。
「過保護・過干渉を控えることが子の自立につながる」ことは、よく耳にしますし、頭ではわかっていますが、
毎日の生活の中で
「これは過保護?これは過干渉?ここまでは大丈夫?」と考えながら対応を実践していくのはかなり大変なことだと思います。
私も不登校支援を受けた最初の頃は、考えてるうちに時間がどんどん過ぎていき、フリーズしてしまう…
なんてこともありました。
ですが、支援が進みコツをつかむとだんだんわかってきました。
例えば、最初にご指導をいただいたのは息子の部屋の掃除でした。
幼いころから子ども部屋を与えていたので、私が掃除をしていました。
それをずっと、息子が自分で掃除が出来るようになっても続けていたのです。
過保護だということに気付かず
「どうせ掃除をするのだから息子の部屋だけ掃除しないのは意地悪なんじゃないか」とも思っていました。
でも、掃除中にうっかり息子のプラモデルを棚から落としてしまい慌てて組み立てなおす、ということがありました。
「あー、余計なことをしてたんだなぁ」と思いました。
掃除しなければプラモデルを落とすこともなかったのです。
不登校支援の家庭内対応でご指導いただき、年齢に応じて徐々に本人に任せていくことに気が付きました。
一生掃除してあげるわけにはいきませんものね。
それからは、パーソナルエリア(パーソナルスペース)を意識するようにしました。
それから、息子の塾の勉強を毎日みていました。
息子は数学が苦手でしたので、「苦手な科目は補助してあげればいい」と考えていました。
頼まれてもいないのに。過干渉ですね。
息子の為にと思っていましたが、それは自己満足にすぎず、息子が自分で「勉強が必要だ」と考える力
を奪っていたことに後から気が付きました。
勝手なことをしていたのですから、反発されるのもあたりまえですよね。
あとは文房具。
特にノートはなくなる頻度が高いので買い揃えていました。
でも、いつも先回りしてちょうどよく揃えているとそれが当たり前になり「そろそろノートがなくなる」ということに
息子が気付けなくなることに気が付きました。
足りないと思ったら自分で買ったり、お小遣いでまかなえないと思ったら「文房具代をください」「ついでに買ってきてください」と
お願いさせてあげる機会も奪っていたのです。
それからは、シーツなどの洗濯物も先回りして勝手に洗わずに
息子が気付いて自分で洗ったり、息子から「洗ってください」とお願いされるのを待つようにしました。
そうすると自分で気が付き、体操着なども自分で洗うようになったり、時間がない時などはきちんとお願いしてくるようになりました。
過保護・過干渉を自分で気付く為には、客観的に自己を見つめる方法として会話ノートが有効です。
会話をつけて読みかえすと、自分でわかるようになりました。
過保護・過干渉は「問題所有の原則」と言う考え方を学び、
「その問題は親の問題なのか、子の問題なのか」に当てはめていきます。
「問題所有の原則」は、子どもの問題は全て子に任せるということではなく
「子どもの問題ですが親の手助けが必要な問題」「ダメなものはダメと教えてあげること」
も大切なことだとご指導いただきました。
我が家の息子のように、時には枠組みが必要なタイプの子もいるんだということも知りました。
今でも全く無防備で対応しているわけではありません。
時々主人と
「それは過干渉なんじゃないか?」「やめた方がいいことはやめておこう」などと
話し合いながら過ごしています。
頑張っているとつい手助けしたくなってしまいますが、それは応援なのか、余計なことなのか、
返って逆効果になりそうなことではないのか、
と考え、力を貸したり、控えておくようにしたりとお互いにコントロールし合っています。
対応は意識していないと自分でも気が付かないうちに傾きがちだと感じています。
さらに意識していけるよう、この機会に改めて勉強させていただきたいと思います。
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